●2010年3月4日
■「ISOの本質とは何ですか?」と問われたら、一般的には何と答える
のでしょうか…
製品品質の保証? 顧客満足の向上? …それとも「儲かる」こと?
■何故、突然こんな事を考え始めたかというと、
先日、当社トップがあるセミナーでスピーカーとなり、企業事例を発表した
のですが、そのテーマが「ISOの本質を活かした経営」だと聞いたことが
キッカケでした。
■「ISOの本質を一言で云うと…」と、
いざ考えてみたものの、私はQMS運用の推進者という立場でありながら、
恥ずかしいことに思考が止まってしまった…
■改めて「当社にとっての‘ISOの本質’とは何だろう?」を紐解き
始めました。
■当社のトップの口癖は「言葉に対して謙虚で、かつ具体的であること」
(言葉に横着な私は、これまで何十回、何百回と指摘されました。
きっとこれからも指摘され、よく登場するフレーズでしょう。)
一般的に云われる「ISOの本質」を、当社の概念に併せて具体的に
詰めてみよう。
●製品とは… 「校正業務」
●品質って… プロセス毎で実現する「業務品質」のこと
●どうやって保証するの… ISOの考え方で決めたやり方で
●お客様はどうなったら満足か… 約束した通りに作業が実現されること
■校正業務の特質「品質の全てを‘人’が握っている」をふまえて考えると、
当社がISOによって目指しているところは、
1)誰がやっても同じように作業が出来ること
2)お客様に会社として最低限の品質を提供すること
■つまり…当社にとっての「ISOの本質」を一言で云うと、
『品質実現の再現性』だと、改めて得心のいく答えが出せました。