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QMS定着への奮闘日記

No.1 「ISOの本質」を考える

2010年3月4日

 「ISOの本質とは何ですか?」と問われたら、一般的には何と答える
  のでしょうか…
  製品品質の保証? 顧客満足の向上? …それとも「儲かる」こと?

 何故、突然こんな事を考え始めたかというと、
  先日、当社トップがあるセミナーでスピーカーとなり、企業事例を発表した
  のですが、そのテーマが「ISOの本質を活かした経営」だと聞いたことが
  キッカケでした。

 「ISOの本質を一言で云うと…」と、
  いざ考えてみたものの、私はQMS運用の推進者という立場でありながら、
  恥ずかしいことに思考が止まってしまった…


 改めて「当社にとっての‘ISOの本質’とは何だろう?」を紐解き
  始めました。

 当社のトップの口癖は「言葉に対して謙虚で、かつ具体的であること」
   (言葉に横着な私は、これまで何十回、何百回と指摘されました。
    きっとこれからも指摘され、よく登場するフレーズでしょう。)

  一般的に云われる「ISOの本質」を、当社の概念に併せて具体的に
  詰めてみよう。

   製品とは… 「校正業務」
   品質って… プロセス毎で実現する「業務品質」のこと
   どうやって保証するの… ISOの考え方で決めたやり方で
   お客様はどうなったら満足か… 約束した通りに作業が実現されること

 校正業務の特質「品質の全てを‘人’が握っている」をふまえて考えると、
  当社がISOによって目指しているところは、
   1)誰がやっても同じように作業が出来ること
   2)お客様に会社として最低限の品質を提供すること

 つまり…当社にとっての「ISOの本質」を一言で云うと、
  『品質実現の再現性』だと、改めて得心のいく答えが出せました。

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