●2010年 6月10日
■「ドキュメントから見た、NKSの全容・ノウハウ」を明らかにするために、
リストアップしたドキュメントを「P」「D」「C」「A」の切り口で整理して
いる。
(参考:No.12「ドキュメントの整理、始まる」)
■「このドキュメントはPかな」「そっちのドキュメントはDだな」といきなり
分類するのではなく、「P」の器、「C」の器…という風に、それぞれの器と
その目的を明確にすることから始めた。
例えば「校正仕様の決定」の場面(プロセス)では、次のような器がある。
インプット … お客様からの校正(見積)依頼
●P … 顧客ニーズを聞き取るための準備
●D … 顧客ニーズを聞き取る
●C … 顧客ニーズの打ち合わせ結果の確認
●A … 当社の能力と顧客ニーズの調整
アウトプット … 校正仕様の決定
■これを所謂「PDCAサイクル」図に当て嵌めて、次はどう進めようかを話し
合っている時、こんな意見が出た。
「PDCAを廻すって、現実の仕事レベルで云うとどういうこと?」
改めてそう云われると…言葉に詰まった。
仕事の運用レベルで考えたら…キーワードは「廻す」だろう。
「廻す」の意味を広辞苑で調べると、次の語意がフィットする。
・輪を描くように動かす
・次から次へと巡らせて、全体に及ぼす
形で示すなら、前者が「ループ」で、後者が「スパイラル」かな。
■一般的に「PDCAサイクル」図って、ループのような形をしているけれ
ども、仕事の一連の流れで考えたら、スパイラルのように進んでいく。
もしかしたら「PDCA」の切り口で仕事の全容を図式化したら、一般的
なサイクル図とは全然違ったモノになるかもしれない。
■簡単に、当たり前に「PDCAを廻す」とか云っていたけど、私が想像する
以上に、その真意は深いように思えてきた。
どこまで追究出来るか分からないけど、どんな風にPDCAが流れているか、
色んな場面を想定しながら、立体的に考えてみようと思う。
△ No.15 「QMS運用の質」向上のための、新たな挑戦
▽ No.13 やっと出来た!営業マンの動きと想いが分かる報告書 [ドキュメントを創り上げる迄の実例4]