QMS定着への奮闘日記 >

QMS定着への奮闘日記

No.19 職場における理想像を目指す → 「行動目標」

2010年 7月22日

 当社では四半期毎で、個人毎の「行動目標」を設定している。

  設定の考え方は、NKS流のプロセスアプローチが基本。

  例えば、昔は会社(または部署)単位で「今期は不良率ゼロを目指す
  ぞ!」というような大きな目標を掲げていたが、現行の考え方では仕事
  のプロセス毎に「私は○○をすることで、不良率ゼロを目指します」と
  実務に即した個人毎の目標を掲げている。

 一見「そんな当たり前のことを…」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
  実際やってみると、これが実に難しい!!

  現在私が担当しているグループも、より「プロセスの品質」にフィットした
  具体的な行動目標にするため、出先の責任者と何度も何度も議論を
  重ねている… 本当に一筋縄では行かない… まさに奮闘!

 そんな中、あるテレビ番組で「自分の理想像を人前で発表するセミナー
  が開催されている」ということが取り上げられていた。

  理想像を口に出すことで脳を刺激し、自身の行動が少しずつ理想に
  近づくようにし向けるらしい。

  「色んなセミナーがあるモンだ」と何気なく見ていたけれども…これって
  今我々が奮闘している「行動目標の設定」と同じじゃないか!?

 理想の姿をイメージし、そのために「私は○○をします」と目標として公言
  することで、その行動を意識し、目標達成に繋がっていく訳だ!

  これまで「何を目標にするの?」と通り一遍なアプローチになりがちだった
  けど、「職場における貴方の理想像って、どんな姿なの?」そんな切り口
  ならみんなも考えやすいだろうし、もっと具体的な議論が出来るかも。

  早速今からアプローチの仕方を変えてみよう!
  コレまでとは違った議論が出来そうだ。

△ No.20 QMS推進者にISO規格要求事項の暗記は必要?
▽ No.18 四半期の出先の頑張りに感謝!