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QMS定着への奮闘日記

No.22 内部監査で浮き彫りになった…「形式的な運用」

2010年 8月26日

 先日、ある事業所の内部監査を行った。
  その中で挙がった改善の種は…
   「手順書選定ミーティングをやっていなかった」

  ※手順書選定ミーティングとは…お客様ニーズが確実、且つ安全に
   実現出来る「校正作業手順書」を会社としてキチッと選定するため
   の仕組み  (2010年3月より導入・運用開始)

 当社では、仕事を受注してから、その受注内容と受入可否の妥当性
  を確認するための「3課ミーティング」を必ず実施しているが、
  今回の問題は責任者の「3課ミーティングで‘選定手順書の確認’をして
  いるから、結果的には同じこと」という誤った認識から、運用がされて
  いなかった。

 確かに、作業をするための手順書は妥当なモノが選定されている
  けれど、やっぱりそれは結果論。
  結果だけが重んじられて、それまでの仕組みが形式的に進んでいる…
  残念だが、そういう実態が浮き彫りになった。

 今回の改善の種についてQMSミーティングで議論。トップから、
   『この事業所に限らず、運用が先行して「会議の目的」が忘れられて
    いないか。
    「何のためにやるのか」が分かれば、形式的にはならないでしょう。
    手順書ミーティング、3課ミーティングetc.の目的は何なのか…
    ハッキリさせることです。』

 我々、QMS推進者にとっては各ミーティングや仕組みの「目的」は
  当たり前になっているけど、出先はどうしても「運用」が先行しがち。

  それは彼等がプレイングマネージャーだから仕方ない…
  だけど、「目的」を理解している・していないでは、運用の質は全然違っ
  てくるはず。

  個々の仕組みを提示する際、その目的も併せてアナウンスしているが、
  改めて「プロセスの流れと、それぞれの目的」をハッキリさせた
  ドキュメントが必要かもしれない…

  今回の是正処置の一環として、そういうドキュメントを纏めてみよう。

 当社の業務の流れや個々の目的等は、当HPで紹介していなかっ
  たので、纏まり次第、紹介したいと思います。

△ No.23 「それは当社のルールですから~」で説明を終わらせている!?
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