●2010年 8月26日
■先日、ある事業所の内部監査を行った。
その中で挙がった改善の種は…
「手順書選定ミーティングをやっていなかった」
※手順書選定ミーティングとは…お客様ニーズが確実、且つ安全に
実現出来る「校正作業手順書」を会社としてキチッと選定するため
の仕組み (2010年3月より導入・運用開始)
■当社では、仕事を受注してから、その受注内容と受入可否の妥当性
を確認するための「3課ミーティング」を必ず実施しているが、
今回の問題は責任者の「3課ミーティングで‘選定手順書の確認’をして
いるから、結果的には同じこと」という誤った認識から、運用がされて
いなかった。
■確かに、作業をするための手順書は妥当なモノが選定されている
けれど、やっぱりそれは結果論。
結果だけが重んじられて、それまでの仕組みが形式的に進んでいる…
残念だが、そういう実態が浮き彫りになった。
■今回の改善の種についてQMSミーティングで議論。トップから、
『この事業所に限らず、運用が先行して「会議の目的」が忘れられて
いないか。
「何のためにやるのか」が分かれば、形式的にはならないでしょう。
手順書ミーティング、3課ミーティングetc.の目的は何なのか…
ハッキリさせることです。』
■我々、QMS推進者にとっては各ミーティングや仕組みの「目的」は
当たり前になっているけど、出先はどうしても「運用」が先行しがち。
それは彼等がプレイングマネージャーだから仕方ない…
だけど、「目的」を理解している・していないでは、運用の質は全然違っ
てくるはず。
個々の仕組みを提示する際、その目的も併せてアナウンスしているが、
改めて「プロセスの流れと、それぞれの目的」をハッキリさせた
ドキュメントが必要かもしれない…
今回の是正処置の一環として、そういうドキュメントを纏めてみよう。
■当社の業務の流れや個々の目的等は、当HPで紹介していなかっ
たので、纏まり次第、紹介したいと思います。
△ No.23 「それは当社のルールですから~」で説明を終わらせている!?
▽ No.21 上半期のマネジメントレビューの準備を始める