●2010年10月 7日
■今週、上半期のマネジメントレビューが纏まった。
例年なら下半期が1ヶ月以上経ってから纏まっていたが、今期は早めに
準備したため、スムーズに会議に挙げることが出来た。
■当社では、本来のマネジメントレビューは「日々の活動」を通じて行われ
るものと考えているため、週2回のQMSミーティングでトップマネジメント
を交えて、日々のQMS活動をレビューしている。
しかし現実的には、テーマが大きくてなかなか方向性が決まらなかったり、
一定期間の運用を見ないと、その有効性が確認出来なかったりで、
毎週のQMSミーティングでは判断しきれない場合もある。
そのため、半期毎にあった出来事や取り組んだことを振り返る場として、
「マネジメントレビュー会議」を設けている。
この半期は、取り組んだことや改善の種の発見が例年よりも多く、
議論の結果、下半期へのアウトプット・課題が11テーマも挙がった。
(前年比3テーマ増)
■これらを「47期上期マネジメントレビュー記録」として纏め、
後はトップ決裁をもらうだけだったが、ここで物言いがついた。
『先日のQMSミーティングで挙がった「本部の品質目標」についての
テーマが課題に書かれていない。』
それはレビューの議論でも話し合ったが、テーマが大きく、上手く表現し
きれなかったので、抽象的な言葉で濁し、具体的な方向性がハッキリして
いるテーマばかりを前面に出した。
『そんな形式主義なら、マネジメントレビューなんかやる意味が無い!
レビューしながら、尚かつ実態をキチッと捉えようとすると…
綺麗事じゃない。
纏められていないことも、全てオモテに出さなければならない。』
と一喝…
■「不完全な会社が完全を目指すために、まだ知恵は無いけど、問題として
はキチッと捉えよう」という会社のスタンスに、改めて気づかされた。
原点に立ち戻ってマネジメントレビュー記録を纏め直し、現状挙がっている
課題をありのまま挙げ、トップの決裁が下りた。
△ No.29 新人教育を「事業所の目標」と捉える
▽ No.27 同じトラブルを起こした問題の本質…‘力量の担保’のあり方