●2010年11月11日
■当社では、お客様の現場で行う作業がQMS通りに進められているか、
実際のJOBを通して「当社のQMS活動の運用状態の観察」を内部
監査の一環として取り組んでいる。
その活動についてQMSミーティングで議論している際、トップからこんな
疑問が投げかけられた。
『現場の観察者は、どんなスタイルでやっているのか?
お客様や作業メンバーから見て、「観察しているんだな」というのは
分かるのだろうか…』
■実態を調べてみると…10年くらい前に配布した‘腕章’を着用している人や
お客様に「今日は当社の作業状況を観察するために入っています」と挨拶
している人が僅かに居ただけで、殆ど識別出来る状態になっていなかった
ことが分かった。
中には「作業もしないで、じっと立っている人がいる」というような誤解を
与える場合もあるかも知れないし、何よりも客観的なメリハリに欠ける。
そのような状態を改善すべく、新たに下図のような名札を作成した。
これを着用することにより、お客様にもダイレクトに「NKSは自社の作業
を監査しているんだな」ということが明確になり、また観察者としても
「メリハリ」が付くだろう。
■昨今、様々な分野で「見える化」という言葉をよく目にする。
当社では「見える化」という言葉が出るずっと以前から「当社のスタンス、
社員の取り組み活動は全てオモテに出そう」というトップ方針の下で、
社内イントラネットを使って、全てを‘オープン’にしてきた。
■社内の「見える化」はほぼ整った…
これからは、当社のQMS活動に対する姿勢やその一生懸命さが、
お客様にも伝われば…
今後はそういう観点からの「QMS運用の工夫」を考える機会が増える
んだろうなぁ…
△ No.34 当たり前すぎて気づいていなかった‘予防処置’
▽ No.32 校正業務品質を具現化する‘人の品質’を考える