●2011年1月20日
■ある事業所からトラブルの発生の報告があった。
その事実経過を聞き、会社としてどのような手を打とうか考えている
矢先に…
「報告した事実が違っていることが分かった」
という連絡が事業所の責任者から入った。
改めて事実と、何故虚偽の報告をしたのかを当事者に問うてみると、
「本当のことを言いづらかった」ということだった。
■虚偽の報告をしたことは、決して許されることではない。
これは今当社が向き合おうとしている「仕事の品質を実現する、人の
品質」に関わるところであり、QMSを運用する人がどういう意識で
やっているか、突っ込んで考えなければいけないと痛感した。
■しかしこの出来事を違う視点で考えてみると…
「事実を報告出来る、職場の雰囲気になっていない」のではないか…
そんな危機感を感じたトップの指示の下、「所員から見た職場の雰囲
気」を確かめるアンケートを行うことになった。
●課内の雰囲気はどうか?
●責任者はどうか?
●あなた自身はどうか?
●各課間のコミュニケーションはどうか?
■これと併せて、
「出先から見た本部運営についてもアンケートをとること」という指示
があった。
〈QMSの運用に関して〉
●本部からの情報発信はどうか?
●事業所からの問い合わせ・相談・意見等に対する対応はどうか?
〈資料に関して〉
●発行される資料の分かりやすさはどうか?
●資料が発行されるタイミングはどうか?
〈校正手順開発に関して〉
●手順開発依頼の回答はどうか?
■この回答は今週提出・集計される。
きっと耳の痛い結果もあるだろう…
でもそれで、当社のQMS運用に潜む問題が見えてくるはず。
そう思うと新たな一歩を踏み出す絶好のチャンスだと思う。
次回、そのアンケートの結果とそこで感じたことを併せて綴りたいと
思います。