●2011年1月27日
■前回「職場の雰囲気」や「本部の動き」に関するアンケートについて
綴り、その結果をお知らせする予定でしたが、思いのほか調査結果
の整理に時間が掛かっています。
整理が出来ましたら、後刻紹介したいと思います。
■さて、私事ではありますが、筆者は出産による休暇取得のため、
先日品質保証関係を担当する「確認担当グループ長」から退いた。
後任者との引継ぎも当然行ったが、細々とした「やり方」ではなく、
グループ長としてのスタンスであったり、役割毎の考え方等を伝える
ことを「引継ぎ」とした。
■そんな中、新任グループ長が監査員なって初めての内部監査が実施
された。
進め方や監査内容等は、手順及び監査プログラムが決まっているの
で、慣れないことによる緊張や戸惑いはあるものの、QMS運用につい
ての議論は従来通り出来たと思う。
■しかし、その状況をトップに報告したところ、次の指摘がされた。
『当社の内部監査員が育っていないことや、適切な監査力がない
ことで現在の内部監査制度を取ってきた。 しかし、
今後は出来る目を持つ人を育てた方が良いのではないか。』
■私はグループ長として在任した7年間、監査員としての教育を受けながら
内部監査を運営してきた。
トップの云う「適切な監査力」を備えていたかどうかは分からないが、
‘トップの代弁者’‘QMS運用上の改善の種を探る’を意識しながら、
内部監査を実施してきたと思っている。
しかし、それは「いつも参加している」から意識が強く持てたのであって、
監査員として参加しない限り、他の人には実感し得ないかも知れない。
■そこで会社として取った策は、
①被監査部署以外の、2事業所2責任者以上に、参加させる。
②本部からは管理責任者や確認担当グループ長だけでなく、
営業や技術のグループ長も参加する。
③3課ミーティング運営などについて、参加者全員で意見交換
・議論をする。
昨年も類似した取り組みを行ったが、どこかオブザーバー的な参加に
留まり、所運営に活かされなかった部分もあったかも知れない…
しかし今回のみんなを巻き込む策を実現することで、トップが目指す
「内部監査のあり方」が、社内に浸透する…そんな期待感!!
すぐには上手く運用出来なかったり、結果が出ないかも知れないが、
新しい取り組みの状況や、そこから見えてきたものを紹介出来たら…
と思う。
△ No.43 奮闘日記を1年間綴ってきて… [定期発信の一時休刊のお知らせ]
▽ No.41 「職場の雰囲気」を知るためのアンケート調査を実施する