●2012年3月15日
■ 前回、新規導入された「テレビ会議システム」での内部監査について、
簡単に紹介しました。
実際テレビモニターには、監査対象の事業所(左上)と、オブザーバー
の2事業所+本部の計4カ所が映し出されます。
そして内部監査の状況をリアルタイムに見ながら、どういう議論がされ
ているか、時にはその内容についてシェアしたり…
内部監査がオープンになり、もはや監査対象事業所だけの内部監査では
なくなってきたと感じました。
■ テレビ会議システムを使ったからといって、内部監査の‘質’そのものは、
何も変わりません。
しかし「テレビ会議システムを使った内部監査」は仕事の進め方に影響
をもたらしているようです。
下記はオブザーバーの声の一部です。
①朝と夕方は事業所での業務が出来るため、訪所するより
負担は少ない。
②お客様からの連絡にリアルタイムで対応出来る。
③課員も内部監査に触れることが出来るようになった。
■ 導入間もないため、運用しながら一つずつ改善を進めている段階ですが、
中には私が想定していなかったメリットがありました。
③課員も内部監査に触れることが出来るようになった。
確かに…これまで監査場所に行くと、被監査員である責任者だけが社内
に居て、他の課員はみんな外出。
そういうスケジュールなら仕方がないのだが、これまで殆どの課員が内部
監査を見る機会がなかったと思う。
■ しかし、テレビ会議システムの映像を見ることで、
「内部監査ってこういう風にやっているんだ~」と実感出来る。
これまで監査の結果しか知り得なかった社員が、内部監査のプロセスに
触れられるようになった…
これって、今後のQMS運用にとっては凄い影響力だ。
△ No.47 NKSのQMSの「有効性」って、どう評価するの?
▽ No.45 内部監査を生中継!! その1 テレビ会議システムの活用の背景と効果