●2012年8月23日
■ 当社には、社員や職場の努力を四半期毎に評価する「現業部門の個人表彰」
制度がある。
当HPでも紹介 <<動機付けのための評価システム
現業部門毎の力量の内、個人の努力に関わる部分は、その該当者へ努力に
応じた名誉と報奨金で表彰しようという制度で、社員の自発的なモチベー
ションアップには効果覿面。
■ この個人表彰項目は、年度毎の品質方針や品質目標に合わせて策定するの
だが、今期の表彰項目には「改善提案」関する内容が新たに設定された。
・業務担当(サービス部門):校正業務に関する改善提案
・確認担当(品質保証部門):業務改善に繋がる問題抽出とその対策
これらは、校正作業における「時間短縮」「安全面」「費用効果」「利便性」
「外観(見た目)」に関することや、特に確認担当であれば「予防処置」に
繋がる内容等が対象で、いずれも社長決裁で最大50万円が報奨される。
■ このような企業の「改善提案」という取り組みは、特に珍しいことではな
いと思うし、積極的に行われている会社もある。
当社も社員からの「改善提案」を呼びかけたりしていたが、結局は社員の
自主性に任せていた。そのため、特に意識の高い、勇気ある社員からしか
挙がらず、またその社員には「全社開示」という名誉(?)しかなかった。
■ しかし、改めて表彰項目になったとなると、いろんな「改善提案」が出て
きた。なかなか本部では気づかない「仕事の動き」に関する、現業部門な
らではの発想だ。
中には若干主旨がズレているようなモノもあるが、「こうなれば改善する
んじゃないか」という意識を持って、仕事をしてくれていることが嬉しい。
ただ…この活動は、業務担当・確認担当だけを対象にしていたが、「会社
の校正業務全般に関する改善提案」と考えれば、顧客担当(営業部門)も
当然当てはまる訳で、よって全社員対象に「会社の業務全てに関わる自発
的な改善提案」を表彰することになった。
その旨を全社に発信した途端、顧客担当からも改善提案が出てきているよ
うだ。どんな内容かな?次のQMSミーティングが楽しみ。
■ しかし…「改善提案」は一種の「お祭り」のようなモノかもしれない。
盛り上がっている時はどんどん出てくるが、一旦間が開くとさぁっと引い
てしまい、何かのきっかけが無ければ次が繋がらない。
折角のお祭りの火を絶やさないようにするような働きかけが、本部スタッ
フの役割かもしれない…それが仕事の活性に繋がるんだろう。
これからどんな改善提案が挙がってくるんだろう…ワクワクする。