●2012年9月6日
■ 先週から引き続き、これまで行った内部監査を分析しているが、なかなか
進まない。
他に優先する案件を抱えているというのもあるが…そもそも難解な課題
に思考が止まってしまうのだ。
そんな思考が止まった時、よく私は「そもそも論」を繰り広げる。
①そもそも何故内部監査を分析することになったのか?
②そもそもどうして外部監査員を導入したんだろう?
③そもそも内部監査は何を目的にしているんだろうか?
良い言い方をすれば、思考を「原点」に戻し、当初の目的・主旨からズレ
ていないかを確かめている…ってとこかな。
■ 上記の「そもそも論」を紐解いてみると、それぞれの回答は
①外部監査員がどんな視点で内部監査を実施しているかを知るため。
外部監査員の考え方・捉え方を見えるカタチにしてみようという試み。
②社員では、トップが期待する内部監査を運営出来ないため、外部の
見識者に委託。
③真のマネジメント=経営に寄与させること。運営上に潜んでいる〈改
善の種〉を探り、改善すること。
前号でも挙げたが、QMSで運営している当社にとって、内部監査は経営
に直結しているのだから、この「そもそも論」は当然といえば当然の話。
■ じゃ…そもそもQMSで運営しているのは何故?
ちょうど別件で、トップと「NKSがQMSで運営している理由・目指し
ていること」について議論する機会があった。
我々がQMSで目指しているのは、
NKSの業務品質・価値付けを今よりも高めること
どの企業も「業務品質を高めたい」と思っているはず。
それをNKSではQMSで実現しようとしているんだ。
■ こうやって改めて「業務品質を高める」という言葉にしてみると、なんか
背筋がピーンとする。
「内部監査の分析」は難しい課題だけど、この課題の中には「業務品質・
価値付けを高める」要素がたっぷり詰まっているはず。
さぁ、今回の「そもそも論」の結論が出た。
知恵を出して、次のQMSミーティングまでには何かしら前進するぞ!
△ No.70 NKSは校正を“ひたむきに進化”させている会社です
▽ No.68 内部監査を分析 その1「内部監査と経営の関わり」