●2012年9月20日
■ 9月16日から当期も後半戦が始まった。
そして、人事異動があり、私は品質保証を担当する確認担当グループ長に
復帰することになった。
以前担当していた時は、本当にしんどかった。
何が一番大変だったかというと、出先の運用の遂行具合を隈無く見ること。
ただ見るだけではなく、当時は11カ所(現在は12カ所)に出先が展開され
ていて、本部と出先が離れているからこそ、彼らの「動き」がイメージ出来
るまで見なければ、やりとりが出来ない。
■ そのためには
・出先の動きと、それを本部にいながら観察出来る「仕組み」を作る
・「仕組み」を展開したドキュメントを用いて観察する
・そのドキュメントから、出先の動きをイメージし、
・その中で問題点は潜んでいないかを探る
・問題点があれば指摘し、解決するまでフォローし続ける
・また問題点の改善を図るために、「仕組み」を再構築する
そんなことを延々とやり続けなければならない。
それがPDCAなんだけれども、このサイクルの処々で出先とのやりとり
がある。
出来ていないことを明らかにするやりとり、運用させるためのやりとり、
理解させるためのやりとりetc.…このやりとりには相当のパワーを使う。
■ 過去の経験の大変さから、今回復帰することに対して、凄く不安を感じて
いた…「以前のようにやれるのだろうか」
以前は時間を掛けてでもこなしていたが、今は育児をしながらなので、仕
事の時間は限られている。
その限られた時間で、どれだけグループ長としての職責を果たせるのか…
会社や社員に迷惑を掛けないか…心配で心配で仕方がない。
■ しかし、そうも言ってられないので、やるための工夫を見出すために、心
配の基になるのは何か…要因を考えてみた。
・出先の動きを見ることに時間が掛かる
・実態に対する指摘と、そのやりとりに時間が掛かる
↓
何故そうなるのか
・確認担当が観察する仕組みが多岐にわたっている
・確認担当自身がその仕組みを何故やるのか、目的が分かっていない。
・本部も目的は伝え、直後の理解度確認はしているが、その継続性を
確認していない。やっているもんだという思い込み。
↓
■ ならばどうするか…
多岐にわたっている仕組みを整理して、スリムにすればいいんだ!
個々の仕組みの目的が、継続的に理解出来るような仕組みを作ればいいん
だ!
すなわち、
①確認担当の仕組みの再構築
②仕組みの目的の再教育・訓練と、力量の確立
■ 結局、前任のグループ長が手掛けていた、
①確認担当の役割である「JOB確立の検証」の仕方
②確認担当の「品質保証」力量の追究
に行き着くんだな。
つまり、「確認担当の役割」を考えることが、私の不安の解消策になるん
だと分かった。
抱えているテーマはたくさんある。でも、これからの役割を少しでもスム
ーズに務めていくために、知恵を出し続けるしかないんだ!
△ No.72 「文書の管理」は組織行動を牛耳る!?
▽ No.70 NKSは校正を“ひたむきに進化”させている会社です