●2012年10月11日
■ 前回紹介した「ISOファシリテーションセミナー」で、もう一つ興
味深いことが書かれていた。
大義を上手に伝えることが出来る人には「メタファー(比喩)をうま
く使っている」らしい。
確かに、何かを教えてもらった時、「例えば~」と分かり易い例え話
をしてくれると、グッと理解度が増す。
結構難しいことも、上手にメタファーを使ってくれると、分かった気に
させてくれる。
■ 私も日々のやりとりの中で例え話をすることがあるが、伝えたいこと
が自分自身しっかりと理解できていないと、ピンと来る例え話は出来
ない。
つまり、メタファーが出来るということは、その伝えたいことを
「自分の言葉として持っている」ということなんだろう。
■ 私はQMSを回すために、日々発言をしている立場。
たまに「何で云っていることが分からないの?」とイライラすること
がある。
しかしこの「メタファー」の話を聞いて、
・相手が分からないことではなく、私が相手の理解度を高めるよ
うな表現をしていなかったのが拙かったんだ。
・伝えたいことをしっかりと理解し、自分の言葉で落としこめた状
態になっていないままで、私は発言していただけなのかもしれ
ない…
と気づき、ドキッとした。
■ ただQMSのルールをそのまま「○○しなさい」と云うだけでは、単
なるルールのメッセンジャーに過ぎない。
メタファを上手く使って、社員の高い理解度を持ってQMSが展開でき
るようなリーダーを目指そう。