●2013年4月4日
■ 新しい仕組みでの運用が始まって半月。
みんな、その仕組み通りに仕事を進めようと、手順書片手に不慣れで戸惑
いながらも取り組んでくれている。
この一生懸命さには本当に感心する。有り難い。
迷ったことがあれば「この動きの意味は、どう捉えたら良いですか」と質
問し、積極的に理解しようとしてくれている。
■ このような質問に対し、私は一つずつ答えていたのだが、ふと、「これで
は1対1のやりとりにしかならないし、質問に対して答えるだけのモグラ
叩きにしかならない」と気づいた。
きっと同じような疑問はどの事業所でも少なからず感じるはず。ならば
個々の質問が来たら答えるのではなく、一気に解決した方が早い!
それにただ答えを与えただけでは、そこで終わり。ならば自分で考えて答
えを練り出して貰えば、それが自分の「モノ」になるのでは!
■ そんな発想から思いついたのが、TV会議システムを活用した(回線の都
合上)6人の運用者がLIVEでやりとりする「QMS運用勉強会」。
その中身は…ある1人の質問事項に対し、他の5名が「自分はこう考え、
このように取り組んでいる」を発表し、またその内容を6人でシェアする。
本部にいる私はファシリテーター役。
■ 「ウチの事業所はこのようにやっているよ」と各所のやり方が発表され、
なるほどと思えるものは各々参考にしていた。
でも私が聞いていて良いなと思ったのは「何故そのようなやり方になった
のか。」の議論。
現行のやり方に至るまでの背景や、進めながら今抱えている不安等が語ら
れる。同じ運用者だからこそ共感出来るのだろう。
■ テーマが深く、これといった明白な答えが出ずに勉強会は終了したが、同
志の心情に触れ合ったり、苦労しながらもチャレンジしている人の刺激的
な意見をシェア出来たことは、とても価値のある時間だったと思う。
初めての試みで、ファシリテーター役としてはまだまだ足らないことだら
けだったけど、私にとっても〈改善の種〉がいっぱい詰まった時間だった。
また近いうちに開催しよう。