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QMS定着への奮闘日記

No.110 お客様から評価!NKS流リスク回避の努力と運用

2013年7月11日

  先日、当社のお客様である東レ(株)三島工場の協力会で開催している
   「経営品質の改善活動の取り組みへの表彰」で、当社の「リスク回避の
    取り組み」が最優秀賞を頂きました。

   6月24日に授賞式があり、その席で当社がどんな取り組みをしているか
   を、実例を見せながら発表しました。
   その発表内容を簡単にご紹介。

  表題は「校正におけるリスク回避~NKS流リスクアセスメント~」
    ①校正とは、品質に関わる重要な計測器の現状確認を定期的に行うこ
      と。
    ②しかし、計測器が使われている環境は様々。
    ③特に設備や装置に取り付けられている(組み込まれている)計測器
     は、校正自体よりも、校正に至るまでの脱着作業や復旧作業にリスク
     が多く潜んでいる。
    ④現に、近年起こったトラブルは校正作業そのものよりも、校正作業に
     至までの過程の「付帯作業」で発生している。
    ⑤現場環境や付帯作業に潜むリスクを、現場経験の少ない営業マンで
     も、お客様に具体的な実例を示しながら一緒にリスク解消の打合せが
     出来るような仕組み(資料「校正に関わる付帯作業のリスク予防
     チェックシート」参照)を構築。
    リスクチェックシート
         校正に関わる付帯作業のリスク予防チェックシート
    ⑥リスク回避する策を、人の経験や注意力ばかりに頼らず、お客様の設
     備や現場環境に不慣れな作業員でも最低限確認した上で、安全作業を
     遂行している……

  この資料が出来るまでお恥ずかしながら様々なトラブルを出しました。
   そのトラブルをキチッと受け入れ、原因を追究し、二度と同じトラブルを
   起こしたくない!そんな「NKSの失敗学」のノウハウが、この「校正に
   関わる付帯作業のリスク予防チェックシート」に詰め込まれています。

   運用当初は戸惑いや時には不満の声もあったものの、運用者の努力のおか
   げで今では当たり前のように使い、自然と安全作業が成されている…

  それをお客様に評価されたことは、とても嬉しかったし、お客様にも「安
   全作業のNKS」と認知してもらえたに違いない。

   次回はリスク回避の資料「校正に関わる付帯作業のリスク予防チェックシ
   ート」の中身をご紹介したいと思います。

△ No.111 実例 NKS流リスク回避の工夫策
▽ No.109 見えない‘仕事’をしている立場の陰なる功績