●2013年8月8日
■ 当社では、事業所の各課責任者がどんな動きをしているのか、「課のマネ
ジメント」のどういうところで苦労をしているのか…その実態を会社とし
て知るために、「仕事時間の把握」という取り組みをしている。
サンプル図 QM運用保証責任者の時間把握表
具体的には、課毎に「日」「週」「月」でやっている仕事・動きを細分化
(10項目前後)し、どの仕事を何分やったのか、5分単位で毎日付けて
貰っている。
月度毎に集計結果を分析してみると、様々なことが見えてきた。
■ 例えば…標準器を多く所有している事業所は、他所との貸借のための梱包
や着荷確認に多くの時間が取られている。
この現実から責任者が費やしている時間もそうだが、運送費もかなり掛か
っていたことが明らかに!。
「これはもったいない!」と、標準器の貸借回数を減らすために、管理部
署の見直しや新規購入を行った。
それによって「運送費」も、「梱包/着荷に掛かる時間」やそこに関わる
「人件費」もみるみるうちに削減された。
■ また事業所毎で差が目立つのが「ミーティングの時間」。
所の規模にもよるが、調査してみると「ミーティングの進め方」が‘自所
流’になっていた。しかも工夫の域なら問題ではないが、「どうやって進
めたらいいか分からない」と悩みながら進めていた…これは会社の問題!
少なくとも進め方では悩ませないように「ミーティングの進行手順」の再
構築や「ミーティング観察会」の開催で、「こんな風に進めよう」という
ヒントを得たり、他所の同じ立場の人達と悩みをシェア出来る場を設け
た。
■ 等々、事業所責任者の仕事時間を分析することで、QMS運用に関わる多
くの改善の種が見えてきた!
しかし見えてきたのはQMS的な改善の種だけで無かった…次号に続く
△ No.115 時間目標の見える化で、社員の動きが変化し始める
▽ No.113 「お客様の声による当社の評価一覧」ページをリニューアル しました