●2013年9月5日
■ 当社のQMSの特徴は、何と言っても「仕組みとドキュメント」だ。
プロセス毎に、またその中の動き毎に、細かく具体的に仕組みが決めら
れ、それを誰もが使えるようにドキュメント化している。
参考 >>ドキュメントの充実
ドキュメントは運用者(使い手側)を主体に作っているので、場面毎に該
当するドキュメントをアタマから順に進めていけば、誰が携わっても「会
社として保証出来る仕事が実現出来る」のだ。
そのためドキュメントを作る際は「使い手側が使い易いように」が絶対条
件であり、出来るだけ文章ではなく、フロー図や表(リスト)形式にして
いる。
■ 実際の運用はフロー図や表(リスト)なのに、その内容をわざわざ文章化
した品質マニュアルを初めとするQMS管理文書(規定・要領類)が41
ヶもある。なのに日常的にQMS管理文書が使われることは滅多にない。
本部スタッフでさえも見直し・改訂等が必要な時以外は使っていないし、
事業所の運用者は内部監査などで問うと「どこに何が書かれているの?」
と眼をパチクリさせている姿も珍しくない。
■ 文書管理をしている私が言うのも何だが、フロー図の方が手っ取り早いの
に、文章ばっかりで読まなければ分からない(読んでも???)ような資料
を使う気にもならないし、何より面白くない。
面白さを求めるのは場違いかも知れないけど、折角なら「これ通りにやれ
ば大丈夫!」と思えるモノを使いたいし、使って貰いたい。
普段使っているフロー図等のように…
■ そっか!!普段使っているフロー図等を「QMS管理文書」にしちゃえば良
いんだ!!
そうすれば一々文章を読まなくてもどのように運用するのかパッと見て
分かるし、何より運用者に「使われるQMS管理文書」になる。
それに…そんなフロー図で構成されたQMS管理文書って画期的!
早速、QMS管理文書を大改造だ!
どのようにNKSのQMS管理文書が進化するか…お楽しみに。
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