●2013年9月19日
■ さて、現在「品質マニュアル」を改造中。
一旦今までの表現は白紙にして、まっさらな状態から構築することにし
た。
ISO9001:2008の4.2.2項を読む。
「品質マニュアル」に必要な3項目の内「c) QMSのプロセス間の相互
関係に関する記述」があり、それを表現するために当社の品質マニュア
ルには「プロセスの関連図」という付属文書が付いていたんだと改めて
認識。
■ その「プロセスの関連図」には‘独楽(コマ)’の絵が描かれ、そこには
「経営者の責任」と書かれている。 ちょっと小さいけど↓↓↓
この独楽の絵は、以前内部監査を担当してくれていた品質経営研究所の
加藤重信先生の発案で、独楽のように軸がブレない経営者の上にQMS
が回っている意味だと教えて貰った。
その当時は「何となくイメージ」程度だったが、今回改めて見ていると…
「なんでコマなんだろう?コマじゃなきゃいけないの?」と思った。
■ 軸を中心にして回るモノには、かざぐるまやルーレット、タイヤやプロ
ペラ等々ある。なのに何故「コマ」なのか…
そんな疑問を持って加藤先生の著書を眺めていたら、そこにズバリの回答
が! 「コマは英語でtop(トップ)と云う」
参考>>
加藤重信著「ISO9001:2008を正しく理解しよう」東京電機大学出版局
経営者の「トップ」という表現と、コマの「トップ」を掛けていたんだ!
経営者とコマ、どちらも軸がズレると回らない。機能しない。
すごく合点がいった。この知識は大事にせねば。
あわよくばコマの絵も変えてしまえと思っていたけど、改めてコマを使っ
てNKSのプロセスの関連を表現しよう。
そして新しい「プロセスの関連図」を開示する時は、社員のみんなにも
「何故コマの絵なのか」をキチッと伝えてあげよう。
そうすれば、きっとみんなも今以上にQMSの動きが具体的にイメージし
易くなるだろう。
改造に取りかかったばかりで、こんな大きな発見!これからどれだけの
知識が得られるのか…ワクワクする。