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QMS定着への奮闘日記

No.122 ド素人が読み解く「バリデーション基準」

2013年10月10日

  ここ最近はバリデーション支援業務のQMS構築に奮闘中。
   本来はこれまでバリデーション支援業務を主体的に管理していたグルー
   プ長が構築するのだったが、あまり得意そうじゃなかったので、ついつい
   しゃしゃり出てしまった。

   いざ構築、と思った矢先に根本的な問題に当たった。
   はて、「バリデーション」とは一体なんぞや?

   自分の会社でやっている業務内容は知っていても、「バリデーション」の
   本質が全く分かっていなかったことに改めて気づいた。

  そこで当社のバリデーション支援業務のHPを見てみた。
   どんなステップでバリデーションをするのか、どういうモノが必要なのか
   等がとても詳しく書かれていた。が、バリデーションを知っている・関わ
   っている人には理解しやすいけれど、私のようなド素人からすると、何故
   そういう流れになるのかとか、語意一つ一つで止まってしまう。

   こりゃいかんと、初めて「バリデーション基準」なるモノを開いてみた。
   小難しい文章がズラズラ書かれていて、全然面白くない。

   でも読まなきゃいけない。そこで、
     「これを私なりに読み解き、私の言葉で表現出来れば、他の社員も
      バリデーションの事が分かるかも知れない!」
   そう思うと、俄然やる気になってきた!

   バリデーション基準(医薬品・医薬部外品GMP省令より抜粋)
     (1)バリデーションの目的
       バリデーションは、製造所の構造設備並びに手順、工程その他
       の製造管理および品質管理の方法が期待される結果を与える
       ことを検証し、これを文書とすることによって、目的とする品質
       に適合する製品を恒常的に製造出来るようにすることを目的と
       する。

   つまり…「製品が作られる過程がgoodな事を客観的にハッキリさせて、
   いつもgoodな製品が作れてるって証明しよう」って事だよね。

   専門家が見たら笑い種だろうけど、ド素人の私にはこの方が分かり易
   いし、他の人にも伝え易い。しかもこうやって捉えていくと結構面白い。

  ということで、ド素人ならではの切り口から「バリデーション基準」を読
   み解き中。なんかイイ感じのQMSが出来そうな予感。

△ No.123 QMS実現のキーワードは「目的・意味」
▽ No.121 実務に合わないQMSでは、仕事は上手く進まない