●2014年1月23日
■ 今回は前回お知らせした「業務方針決定ミーティング」をご紹介。
【実施の目的】
「お客様のニーズが会社/事業所として実現出来るか」「技術的
基本方針・業務の方向性」 を‘見積段階’でハッキリさせるため。
【背景】
お客様から見れば「見積が提出出来る」=「仕事を請け負うことが
出来る」ということだから、頂いた見積依頼にキチッと応えること
が出来る根拠をハッキリさせるべきだ!…という気づき。
■ 「業務方針決定ミーティング」の流れは下記の通り(図1)
※図は小さくて申し訳ございません。
何となく雰囲気を掴んで頂ければ…と思います。
①お客様から頂いた見積依頼内容=要求ニーズを「図2 お客様ニー
ズ聞き取り表」等を使って資料化し、業務方針決定ミーティングの実
施。
②業務方針決定ミーティングの結果は「図3 個別JOBの業務基本方
針書」に記載する。
ステップ1:お客様の要求ニーズの確認
ステップ2:使用手順書および標準器の決定
ステップ3:リスクの特定と、リスク毎の対応策の決定
ステップ4:当該作業に掛かる時間(準備・移動等含む)の算出
③業務方針決定ミーティングで出た方針案を基に、(事業所運営の決裁
の場である)3課ミーティングで「業務実現の可否」を判断。
④判断結果が可→個別JOBの業務基本方針書に基づき見積作成
判断結果が否→要求ニーズについて再打合せ、または辞退
■ 見積を提出するまでにはにここまで緻密な確認活動を重ねている。
業務方針決定ミーティングは「業務実現の基本方針の確立」であり、
かつ「見積査定」の場なんです。
「見積査定」の場ということは…見積依頼を頂いたら全件実施。残念
ながら結果的にお仕事に繋がらない案件も全件実施。これが本当に
大変!
でも「見積査定」の場でキチッと押さえなければ、受注の有無関係なく、
お客様に対してより確かなお答えが出来ないし、当社の仕事を請け負
う姿勢も伝わらないのです。
■ 当社としては、仕事のスタートから姿勢を現す仕組みを構築しました。
しかしお客様、そして営業マンにとっては…メリットもデメリットもあ
る…
次回は「メリットとデメリット」、「デメリットをどう解決するか」の取
り組みをご紹介したいと思います。
△ No.134 デメリットを克服して、QMSをパワーアップ
▽ No.132 仕事を請け負う姿勢は‘引き合い’から現す