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QMS定着への奮闘日記

No.133 NKS流「仕事を請け負う姿勢の現し方」

2014年1月23日

  今回は前回お知らせした「業務方針決定ミーティング」をご紹介。
   【実施の目的】
     「お客様のニーズが会社/事業所として実現出来るか」「技術的
     基本方針・業務の方向性」 を‘見積段階’でハッキリさせるため。
   【背景】
     お客様から見れば「見積が提出出来る」=「仕事を請け負うことが
     出来る」ということだから、頂いた見積依頼にキチッと応えること
     が出来る根拠をハッキリさせるべきだ!…という気づき。

  「業務方針決定ミーティング」の流れは下記の通り(図1)
      ※図は小さくて申し訳ございません。
        何となく雰囲気を掴んで頂ければ…と思います。

     方針ミーティング

   ①お客様から頂いた見積依頼内容=要求ニーズを「図2 お客様ニー
     ズ聞き取り表」等を使って資料化し、業務方針決定ミーティングの実
     施。
          ニーズ聞き取り表

   ②業務方針決定ミーティングの結果は「図3 個別JOBの業務基本方
     針書」に記載する。
          基本方針書

       ステップ1:お客様の要求ニーズの確認
       ステップ2:使用手順書および標準器の決定
       ステップ3:リスクの特定と、リスク毎の対応策の決定
       ステップ4:当該作業に掛かる時間(準備・移動等含む)の算出

   ③業務方針決定ミーティングで出た方針案を基に、(事業所運営の決裁
     の場である)3課ミーティングで「業務実現の可否」を判断。

   ④判断結果が可→個別JOBの業務基本方針書に基づき見積作成
     判断結果が否→要求ニーズについて再打合せ、または辞退

  見積を提出するまでにはにここまで緻密な確認活動を重ねている。
   業務方針決定ミーティングは「業務実現の基本方針の確立」であり、
   かつ「見積査定」の場なんです。

   「見積査定」の場ということは…見積依頼を頂いたら全件実施。残念
   ながら結果的にお仕事に繋がらない案件も全件実施。これが本当に
   大変!

   でも「見積査定」の場でキチッと押さえなければ、受注の有無関係なく、
   お客様に対してより確かなお答えが出来ないし、当社の仕事を請け負
   う姿勢も伝わらないのです。

  当社としては、仕事のスタートから姿勢を現す仕組みを構築しました。
   しかしお客様、そして営業マンにとっては…メリットもデメリットもあ
   る…

   次回は「メリットとデメリット」、「デメリットをどう解決するか」の取
   り組みをご紹介したいと思います。

△ No.134 デメリットを克服して、QMSをパワーアップ
▽ No.132 仕事を請け負う姿勢は‘引き合い’から現す