●2014年4月3日
■ 3回に渡って、NKSが考える「ドキュメントが持つ4つの機能」に
ついて紹介してきました。
「解析機能」「担保機能」「記録機能」「伝達機能」
こんな事を考えるのは、恐らく当社くらいじゃないかと思う。
では、何故「4つの機能」と云うまで、当社はドキュメントに拘るのか、
今回は運用者の立場から綴りたいと思います。
■ 私は品質保証の仕事に就いて、かれこれ10年強。
ご存じの通り、当社は「営業」「業務サービス」「品質保証」の3課で
構成していて、その内の「品質保証」に10年強就いているというと、
その前に就いていた「業務サービス」の立場はほんの数年、「営業」
はやったこともない。
つまり、他課の経験はほぼ無いのと同然。
■ そんな私でも、内部監査や事業所運営状況を観察する際、「営業」
や「業務サービス」の仕事や役割について意見も出来るし、議論も
出来る。
もしかしたら、下手くそながらも「やれ」と云われたら、それぞれの
役割を果たすことが出来る自信も有る。
それは何故か…他課の仕事のドキュメントが私の手元にあるから。
営業の仕事についての「解析機能」を持ったドキュメントが、私に
「営業の仕事の基準はこれだよ」と示してくれる。
「担保機能」を持ったドキュメントが「この通りに仕事を進めていけ
ば、最低限の品質は確保出来るんだよ」と示してくれる。
要は、手元にあるドキュメント通りに仕事をすれば良いだけ。
もしも、ドキュメントと運用の事実に差異があれば…そこには何ら
かの「改善の種」が潜んでいるということ。
この差異さえ見つけられたら、ドキュメントは営業にも業務サービス
にも素人の私に、一丁前の意見をさせてくれる。
当社のトップが「ドキュメント」に拘る理由はこんな話じゃないんだ
ろうけど、運用者の私にとって「ドキュメント」は、より確かな仕事に
導いてくれる道標。
■ 「ドキュメント」は作ろうと思っても、簡単に作れるものじゃなく、
ドキュメントの基になる「仕事の仕組み」があるから作れるもの。
そして「仕事の仕組み」も、そう簡単には作れない。いつもの実務を
するよりも何十倍も厄介な仕事。
そんな「仕組み作り」「ドキュメント作り」のイロハを、一緒に学んだ
り議論したり出来る場「QM戦略 実践セミナー」を、近々設ける予
定です。
現在着々と準備が進んでいます。また後日セミナーの詳細をお知らせ
致します。
セミナー開催の前に、もっと「QM戦略 実践セミナー」について知り
たい!という方は、下記に連絡下さいませ。
e-mail:office@qm-method.jp
または honbu-report@qms-wa-nks.jp
△ No.144 名刺に「キャッチコピー」始めました
▽ No.142 ドキュメントが持つ4つの機能③ ~記録機能・伝達機能~