●2015年12月10日
■ 今回は、以前からご紹介したいと思っていた、校正作業における
「仕事振りの向上」を目指した取り組みについて綴りたいと思いま
す。
■ 校正作業は‘人の動き’で実現していることから、その遂行リーダー
である「校正責任者」改め「JOB統括者」の動きに着目。
「JOB統括者」とは名称の通り、JOB(一連の校正作業)を統
括する者で、JOBを実現するためのチーム構成と、それぞれの
役割分担や注意事項の指示、作業の進行状況の把握、及び
実務責任者としてお客様とのやりとりを担っている。
だからJOB統括者の仕事振り如何で、そのJOBの業務品質は
ガラッと違ってくるのだ。
■ これだけの役割を全うしようとすれば、単に「決められたことを決
められたようにする」行動力だけでは足らず、指示の出し方や言動の
的確さ、全体を見渡せる視野の広さ、そしてお客様との明瞭なやり
とりなど、仕組みを遂行するための‘資質’も必要。
つまり、JOB統括者には『言動力×確実性×安心感×信頼感』が
絶対条件になってくる。そこでこれまでの力量定義を全面的に
見直した。
■ 従来の校正責任者の力量評価は行動力を見る実技テストだけだっ
たが、新たなJOB統括者の力量は下記のように評価される。
①メンバーの統率力を測る「資質チェック」
リーダーとしての基本マナーや統率するための言動等
16項目を、チームメンバーが3段階で評価
②プロセス毎の行動・役割の理解度を測る「学科チェック」
JOB進行における必要行動がキチッと理解できているか、
28項目の問いに対する解答を業務担当G長が評価
③実務の言動力を測る「実技チェック」
実際のJOB進行状況を業務担当G長が立会確認し、
行動毎に3段階で評価
■ 上記の3つのチェックは、順番は問わないが全てが「合格」となら
ないと、JOB統括者として資格認定されない。なかなかの難関だ。
晴れてJOB統括者になったとしても、13ヵ月毎の資格更新のチェ
ックと業務担当G長の承認が必要となる…
つまり、力量と業務品質の維持対策も万全だ。
この難関を突破したJOB統括者資格認定者は、本当に当社の顔と
して任せられる存在になるだろう。
この受験が始まって約3ヶ月、各事業所とも勉強と準備を重ねて学
科チェックや実技チェックに挑戦しているが、資格認定者が出るま
ではもう少し掛かりそう。さぁ、誰が第1号になるか…楽しみだ!
■ また当日記で、今後の動きや、JOB統括者資格認定者の効果等も
お知らせしたいと思います。