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QMS定着への奮闘日記

No.171 NKSのQMSは二十歳になります

2016年5月12日

  1996年にISO認証企業として登録され、この5月末で早20年に
   なります。

   ということは「NKS流QMS」は二十歳のお誕生日。
   二十歳…人に例えたら、成人、つまり「大人」の仲間入り。

   当社のQMSは、ちゃんと大人に成長しているだろうか…まだまだ
   足らないところはいっぱいある。

   これからも日常活動から学び、QMSの成長を通して、お客様に信
   頼される校正業務/適格性評価業務が提供出来るよう努力します!


  成長を確認する場…その一つに「第三者審査」があります。

   先月、サーベイランス審査を受審しました。

   おかげさまで不適合とマークされるところも無く(当社としては不
   適合=改善の種の発見をちょっと期待していましたが…)、「素晴
   らしい活動」とお褒めの言葉まで頂きました。

  今回は初めての審査員リーダーでしたが、とても優秀な方(聡明か
   つチャーミングなレディ)で、これまで何人もの審査員とお会いしま
   したが、初めて「この人に審査してもらって良かった」と思いました。

  人はそれぞれ考え方・ポリシーがあります。
   きっと審査員の方は、独自の審査ポリシーをお持ちだと思います。

   一部の審査員の方には、当社の話を聞きながら、結局はその人の
   ポリシーを押し付けてきたり、形式的な話で終始したりで、これまで
   「審査はつまんない」と思っていましたが、

   今回の審査員リーダーは「経営のためのMS」が一貫されていて、
   企業の特色や理念を即座に理解してくれる。

   また確認した結果や感じたこと等を理路整然と話してくれるので、
   聞く方も非常に分かり易い。

   何より私たちの話をよく聞いてくれる。だからどんどん対話が進む。
   不適合はなかったけれど、いろいろ学び、気づかせてくれた。

  当社の身の丈にも合わせてくれ、かつ規格が謂わんとすることはキ
   チッと見る。「企業のMS」と「要求事項」の融合だ。

   初めて審査で「楽しい」と思えたし、「こういうのが有効的な審査
   って言うんだろうな」と感じました。

   よくセミナーや専門誌などで「審査の有効性」がテーマになってい
   ますが、方法論ではなく、2015年版が示唆しているような、「審査
   員の力量」なんだろうなと、
   二十歳を迎え大人ぶって(?!)考えた今日この頃。

△ No.172 ISOは『安心して忘れてよい仕組み』なんだ…
▽ No.170 プロセスアプローチでコスト意識を高める