●2016年5月12日
■ 1996年にISO認証企業として登録され、この5月末で早20年に
なります。
ということは「NKS流QMS」は二十歳のお誕生日。
二十歳…人に例えたら、成人、つまり「大人」の仲間入り。
当社のQMSは、ちゃんと大人に成長しているだろうか…まだまだ
足らないところはいっぱいある。
これからも日常活動から学び、QMSの成長を通して、お客様に信
頼される校正業務/適格性評価業務が提供出来るよう努力します!
■ 成長を確認する場…その一つに「第三者審査」があります。
先月、サーベイランス審査を受審しました。
おかげさまで不適合とマークされるところも無く(当社としては不
適合=改善の種の発見をちょっと期待していましたが…)、「素晴
らしい活動」とお褒めの言葉まで頂きました。
■ 今回は初めての審査員リーダーでしたが、とても優秀な方(聡明か
つチャーミングなレディ)で、これまで何人もの審査員とお会いしま
したが、初めて「この人に審査してもらって良かった」と思いました。
■ 人はそれぞれ考え方・ポリシーがあります。
きっと審査員の方は、独自の審査ポリシーをお持ちだと思います。
一部の審査員の方には、当社の話を聞きながら、結局はその人の
ポリシーを押し付けてきたり、形式的な話で終始したりで、これまで
「審査はつまんない」と思っていましたが、
今回の審査員リーダーは「経営のためのMS」が一貫されていて、
企業の特色や理念を即座に理解してくれる。
また確認した結果や感じたこと等を理路整然と話してくれるので、
聞く方も非常に分かり易い。
何より私たちの話をよく聞いてくれる。だからどんどん対話が進む。
不適合はなかったけれど、いろいろ学び、気づかせてくれた。
■ 当社の身の丈にも合わせてくれ、かつ規格が謂わんとすることはキ
チッと見る。「企業のMS」と「要求事項」の融合だ。
初めて審査で「楽しい」と思えたし、「こういうのが有効的な審査
って言うんだろうな」と感じました。
よくセミナーや専門誌などで「審査の有効性」がテーマになってい
ますが、方法論ではなく、2015年版が示唆しているような、「審査
員の力量」なんだろうなと、
二十歳を迎え大人ぶって(?!)考えた今日この頃。
△ No.172 ISOは『安心して忘れてよい仕組み』なんだ…
▽ No.170 プロセスアプローチでコスト意識を高める