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QMS定着への奮闘日記

No.174 新入社員教育って難しいね…

2016年6月9日

  最近街や駅で、リクルートスーツを纏った就職活動中の若者を見ま
   すね。「またこの時期がきたな~頑張って欲しいなぁ」と、少々親心
   のような想いで心の中でエールを送っています。

  当社にも4月に新入社員が入社しました。

   人事部のような部門が無い当社では、毎年新入社員に、入社当日か
   ら2日間、本部で初期教育を行い、その後は配属先の責任者に、1年
   間の計画を立ててもらって、新人教育をお願いしていました。

   けれども過去の状況を振り返ると…例えば、1年経過後の「社内資
   格取得数」で見てみると、人によって差がある。

   「人の力量に差が有る」ことは自然なことかもしれないけれども、
   その差が大きすぎる。そして何より、力量定義で決めている「1年
   目の社内資格取得数」に誰も到達していない。

  その実情について、担当した責任者と話してみると、
     ●これまで新人を教育した経験が殆ど無い…
     ●どうやったら効果的に教えることが出来るのか…
     ●自分の仕事が手一杯で、計画通りに進められない…
   教える側も悩んでいた。

   この状況になったのは、新入社員でも教える側でもない、

   会社として「新人教育のあり方」を具体的に示し、積極的に関わっ
   ていなかったことが原因。
   結果に対してつべこべ言ってちゃいけない。

   そう気づいたからには改善要!

  今期からは「新人教育 年間計画及び目標」を設定しました。

   月度毎の教育テーマと所要時間、達成して欲しい状態・ノルマ、使
   用する資料・手順書、管理担当者を具体的にプログラム化。

   また本部としても積極的に関わるために、TV会議システムを活用
   した教育も設定。

   「えっ、NKSってISO取得しておきながら今更、教育プログラ
   ム設定!?」と思われる方もいるかもしれない。

   これまでも無かった訳ではない、でもココまで具体的で無かった事
   は確か。だから、この教育プログラムがどんな効果を生み出すのか、
   とってもワクワクする!

△ No.175 「QMS教育」で会社が新入社員に伝えたいこと
▽ No.173 2015年版移行に向けた文書見直し、始動!