●2016年6月9日
■ 最近街や駅で、リクルートスーツを纏った就職活動中の若者を見ま
すね。「またこの時期がきたな~頑張って欲しいなぁ」と、少々親心
のような想いで心の中でエールを送っています。
■ 当社にも4月に新入社員が入社しました。
人事部のような部門が無い当社では、毎年新入社員に、入社当日か
ら2日間、本部で初期教育を行い、その後は配属先の責任者に、1年
間の計画を立ててもらって、新人教育をお願いしていました。
けれども過去の状況を振り返ると…例えば、1年経過後の「社内資
格取得数」で見てみると、人によって差がある。
「人の力量に差が有る」ことは自然なことかもしれないけれども、
その差が大きすぎる。そして何より、力量定義で決めている「1年
目の社内資格取得数」に誰も到達していない。
■ その実情について、担当した責任者と話してみると、
●これまで新人を教育した経験が殆ど無い…
●どうやったら効果的に教えることが出来るのか…
●自分の仕事が手一杯で、計画通りに進められない…
教える側も悩んでいた。
この状況になったのは、新入社員でも教える側でもない、
会社として「新人教育のあり方」を具体的に示し、積極的に関わっ
ていなかったことが原因。
結果に対してつべこべ言ってちゃいけない。
そう気づいたからには改善要!
■ 今期からは「新人教育 年間計画及び目標」を設定しました。
月度毎の教育テーマと所要時間、達成して欲しい状態・ノルマ、使
用する資料・手順書、管理担当者を具体的にプログラム化。
また本部としても積極的に関わるために、TV会議システムを活用
した教育も設定。
「えっ、NKSってISO取得しておきながら今更、教育プログラ
ム設定!?」と思われる方もいるかもしれない。
これまでも無かった訳ではない、でもココまで具体的で無かった事
は確か。だから、この教育プログラムがどんな効果を生み出すのか、
とってもワクワクする!
△ No.175 「QMS教育」で会社が新入社員に伝えたいこと
▽ No.173 2015年版移行に向けた文書見直し、始動!