●2016年6月30日
■ 先日、新入社員教育プログラムの一環としてQMS教育『NKSで
仕事をするということ』を実施しました。
教育の目的は「あなたが働くNKSという会社は、どのような考え
・スタンスを持っているのかを知って欲しい」
■ 教育の冒頭で参加者に「NKSはお客様に何を売っていると思う?」
を問うてみたところ…様々な意見が出てきた。
「校正業務」「校正の結果とそれを証明した品質記録」
「計測器の管理サービス」「校正を通じた品質の提供」
「校正業務と実施する人間性・信用」
新入社員から凄い意見が出てきた! 感心。
私はこう表現してみた
「業務を通じた人の動きで、信頼・満足を売っています」
私達が普段生活する中で、例えば飲食店やタクシーなどのサービ
ス業を利用した際、どんなに美味しくても、目的地まで乗せて行っ
てくれても、「満足」を実感するのは、
■店員さんやドライバーさんの雰囲気や受け答え
■店内・車内のイメージや清潔感
■要求に対する、誠実で速やかな対応etc.
「人の動き」によるところが多いと思う。
だから会社としては、お客様に信頼・満足してもらうために、人の
動きをより良くするための「職場環境」作りに努力しなければなら
ない。
■ 会社が考える「職場環境=仕組み」の基本要素とは
①ルール:仕事のやり方・基準を決め、仕事で社員を迷わせない
②ドキュメント:仕事実現の保証・見える化をし、社員の理解・
足並みを揃える
③力量:仕事を完成させ、質を維持・再現する
この3つの要素が揃って、職場環境=NKSのQMSが構築されて
いる。
そうは言っても、仕事するのは「人・社員」
どんなに仕事をする環境が整ったとしても、社員が会社の望むよう
な動きをしてくれなければ、仕事は成立しない。
だから「会社として望む振る舞い・姿勢」も、勤務姿勢・基本マナー
・業務能力等々毎に具体化した。
会社として職場環境・仕組みを構築した…
後は社員として「する」か「しないか」、するなら「その度合い」
■ 最後に
「職場の仲間は、あなたの言動・姿勢で、あなたを見ています。
仕事でどう見せるかを考えて仕事をしましょう」
という言葉で締め括った。
とても概念的な話をしたから、どれだけ伝わったか不安だったけど
終了後に提出してくれたレポートを見ると、
「私は分からないことをそのままにせず、上司先輩に分かる
まで聞きます」
「納期(時間)を守ります」
「今出来ることを積極的に行います」
など、今すぐに出来そうな、かつ仲間達にも見えるような行動目標
を挙げてくれていた。 なんか嬉しいね。
さて、次はどんなテーマで教育しようか…予定は9月だけど、今か
らでも構想練っておかねば。
△ No.177 業務品質討議会でコミュニケーションの欠落発見
▽ No.175 「QMS教育」で会社が新入社員に伝えたいこと