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QMS定着への奮闘日記

No.176 NKSで仕事をするということ

2016年6月30日

  先日、新入社員教育プログラムの一環としてQMS教育『NKSで
   仕事をするということ』を実施しました。

   教育の目的は「あなたが働くNKSという会社は、どのような考え
   ・スタンスを持っているのかを知って欲しい」

  教育の冒頭で参加者に「NKSはお客様に何を売っていると思う?」
   を問うてみたところ…様々な意見が出てきた。
     「校正業務」「校正の結果とそれを証明した品質記録」
     「計測器の管理サービス」「校正を通じた品質の提供」
     「校正業務と実施する人間性・信用」
   新入社員から凄い意見が出てきた! 感心。

   私はこう表現してみた
     「業務を通じた人の動きで、信頼・満足を売っています」

   私達が普段生活する中で、例えば飲食店やタクシーなどのサービ
   ス業を利用した際、どんなに美味しくても、目的地まで乗せて行っ
   てくれても、「満足」を実感するのは、
      ■店員さんやドライバーさんの雰囲気や受け答え
      ■店内・車内のイメージや清潔感
      ■要求に対する、誠実で速やかな対応etc.
   「人の動き」によるところが多いと思う。

   だから会社としては、お客様に信頼・満足してもらうために、人の
   動きをより良くするための「職場環境」作りに努力しなければなら
   ない。

  会社が考える「職場環境=仕組み」の基本要素とは
     ①ルール:仕事のやり方・基準を決め、仕事で社員を迷わせない
     ②ドキュメント:仕事実現の保証・見える化をし、社員の理解・
             足並みを揃える
     ③力量:仕事を完成させ、質を維持・再現する

   この3つの要素が揃って、職場環境=NKSのQMSが構築されて
   いる。

   そうは言っても、仕事するのは「人・社員」
   どんなに仕事をする環境が整ったとしても、社員が会社の望むよう
   な動きをしてくれなければ、仕事は成立しない。

   だから「会社として望む振る舞い・姿勢」も、勤務姿勢・基本マナー
   ・業務能力等々毎に具体化した。

   会社として職場環境・仕組みを構築した…
   後は社員として「する」か「しないか」、するなら「その度合い

  最後に
   「職場の仲間は、あなたの言動・姿勢で、あなたを見ています。
    仕事でどう見せるかを考えて仕事をしましょう」
   という言葉で締め括った。

   とても概念的な話をしたから、どれだけ伝わったか不安だったけど
   終了後に提出してくれたレポートを見ると、
     「私は分からないことをそのままにせず、上司先輩に分かる
      まで聞きます」
     「納期(時間)を守ります」
     「今出来ることを積極的に行います」
   など、今すぐに出来そうな、かつ仲間達にも見えるような行動目標
   を挙げてくれていた。 なんか嬉しいね。

   さて、次はどんなテーマで教育しようか…予定は9月だけど、今か
   らでも構想練っておかねば。

△ No.177 業務品質討議会でコミュニケーションの欠落発見
▽ No.175 「QMS教育」で会社が新入社員に伝えたいこと