●2016年9月15日
■ ISOの専門誌を読むと、2015年版で認証取得された企業がドン
ドン増えています。
2015年版の理解や運用のセミナーも多く開催されています。
当社の外部監査員は、当社の業務品質討議会(内部監査)以外に、
コンサル・アドバイザー・指導員等、ISO関連の多方面で活躍され
る売れっ子さんですが、
2015年版の理解やマニュアル変更のための研修依頼に引っ張りダ
コで、年内は目一杯予定が入っているそうです。
■ なので、最近は当社の業務品質討議会には不定期参加です。
不参加の時は、社内の監査員(本部の各グループ長)が運営・リー
ドしています。
これまでは外部監査員に議論の進行を任せていたのですが、社内で
やるとなると「何を議論するか」事前に練らなければなりません。
日常の活動状況、行動目標の進捗状況、悩んだり迷っていること、
G長から見て気になることetc.あらゆる事実から議論したいことを
ピックアップ。
本来当然のことなんですがね…
「社内でやったら業務品質討議会の質が落ちたと、トップから指摘
されたらどうしよう」そんな見えないプレッシャーを感じています。
■ で、実際はどうなのか…
外部監査員のように広い視野では無いけれど、1つの話題に対して
じっくり深く討議出来ていると感じます。
社内の人間だからこそ、ぐいぐい食い込めるし、言いたいことも言い
合える。自社の仕組みと自分達の仕事振りを巡って、こんなに社員
同士で主体的に知恵を出し合ったことはあったでしょうか。
まさしく当社の業務品質討議会の定義通り
「社員自身が、自分達の創り出す‘業務品質’を経営の側面から
確認・討議・相互理解する場」
になっていると思います。
■ ISOのためにやっていたお座なりな内部監査を〈第1章〉、外部
監査員を起用し経営に直結した内部監査を〈第2章〉とするならば、
業務品質討議会という〈第3章〉が始まったところです。
どんな第3章になるか、今後もこれから繰り広げられる業務品質討
議会の模様や気づき等をお伝えしたいと思います。
△ No.183 『QMSの落とし穴』に嵌り、本来の力量が問われ始めた
▽ No.181 審査機関は何で選んだら良いのだろう…