●2016年11月10日
■ 前回「当社の業務プロセスに『ミーティング』が多い理由」を綴り
ました。
3課もしくは各課内が密に連携が取れるよう、「3課ミーティング」
「営業ミーティング」「業務ミーティング」を構築しましたが、実際
やってみると…
ミーティングの中身は事業所毎でバラバラ。
会社としても各事業所の情報を集約出来ない状態。
■ そんな状態を改善するために、当社が出した知恵は「ミーティング
と報連相の仕組み化」でした。
仕組みを決める上で、基になった考え方は「報連相の三大原則」です。
①「内容」を決める
②「回数」を決める
③「時間」を決める
これを実務的に言い換えると
①ミーティングで議論すること、報告(アウトプット)する
ことを決めよう
②どれくらいの頻度で実施するかを決めよう
③いつミーティングをするか、いつ報告するかを決めよう
更に①「内容」を具体的にする。
a.主催・参加者を決めよう
b.議論する目的を決めよう
c.進め方・手順を決めよう
■ そして出来た仕組みの一つが、№185で紹介した『3課ミーティン
グ進行運用手順書』『事業所3課ミーティング結果』です。
『事業所3課ミーティング結果』は、『3課ミーティング進行運用
手順書』と連動。
『事業所3課ミーティング結果』を上から順に「空欄」を埋めるカ
タチでミーティングを進行していけば、手順書通りに実現出来よう
になっています。
■ この考え方を基に「営業ミーティング」も「業務ミーティング」も
構築し、全社展開しています。
参考:営業ミーティング結果(一部抜粋)
参考:業務ミーティング結果(一部抜粋)
■ ミーティングの仕組み化の利点は、全国12の事業所の基本運営
情報を、会社(本部)が全て集約出来るということ。
そして「A事業所の情報だけど、他の事業所も必要だな」と本部が
判断すれば、全社情報として再発信する、またその運用状況を
フィードバックしてもらう。
つまり、日々の現場の情報を、経営・運営にインプットし、改善策
を現場にアウトプットする…このミーティングの仕組みが、
「日々のマネジメントレビュー」になっています。
■ 今回は、運営に関わるミーティングの仕組みについて、ご紹介しま
した。次回は「JOB遂行に関わるミーティング」について綴りたい
と思います。
△ No.188 実務サービスを提供するためのミーティング
▽ No.186 当社の業務プロセスに『ミーティング』が多い理由