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QMS定着への奮闘日記

No.187 ミーティングの仕組み化の利点

2016年11月10日

  前回「当社の業務プロセスに『ミーティング』が多い理由」を綴り
   ました。

   3課もしくは各課内が密に連携が取れるよう、「3課ミーティング」
   「営業ミーティング」「業務ミーティング」を構築しましたが、実際
   やってみると…
   ミーティングの中身は事業所毎でバラバラ。
   会社としても各事業所の情報を集約出来ない状態。

  そんな状態を改善するために、当社が出した知恵は「ミーティング
   と報連相の仕組み化」でした。

   仕組みを決める上で、基になった考え方は「報連相の三大原則」です。
     ①「内容」を決める
     ②「回数」を決める
     ③「時間」を決める

   これを実務的に言い換えると
     ①ミーティングで議論すること、報告(アウトプット)する
       ことを決めよう
     ②どれくらいの頻度で実施するかを決めよう
     ③いつミーティングをするか、いつ報告するかを決めよう

   更に①「内容」を具体的にする。
     a.主催・参加者を決めよう
     b.議論する目的を決めよう
     c.進め方・手順を決めよう

  そして出来た仕組みの一つが、№185で紹介した『3課ミーティン
   グ進行運用手順書』『事業所3課ミーティング結果』です。

   『事業所3課ミーティング結果』は、『3課ミーティング進行運用
   手順書』と連動。
   『事業所3課ミーティング結果』を上から順に「空欄」を埋める
   タチでミーティングを進行していけば、手順書通りに実現出来よう
   になっています。

  この考え方を基に「営業ミーティング」も「業務ミーティング」も
   構築し、全社展開しています。

   営業ミーティング

      参考:営業ミーティング結果(一部抜粋)


   業務ミーティング

      参考:業務ミーティング結果(一部抜粋)

  ミーティングの仕組み化の利点は、全国12の事業所の基本運営
   情報を、会社(本部)が全て集約出来るということ。

   そして「A事業所の情報だけど、他の事業所も必要だな」と本部が
   判断すれば、全社情報として再発信する、またその運用状況を
   フィードバックしてもらう。

   つまり、日々の現場の情報を、経営・運営にインプットし、改善策
   を現場にアウトプットする…このミーティングの仕組みが、
   「日々のマネジメントレビュー」になっています。

  今回は、運営に関わるミーティングの仕組みについて、ご紹介しま
   した。次回は「JOB遂行に関わるミーティング」について綴りたい
   と思います。

△ No.188 実務サービスを提供するためのミーティング
▽ No.186 当社の業務プロセスに『ミーティング』が多い理由