●2017年1月19日
■ 「ルール」はどうあったら、受け入れられるのか…
ルールを構築し、浸透・定着させようとしている立場の方にとって
は、従事している限り、ずっとついて廻ってくるテーマではない
でしょうか。
■ 当社は、安全・確実に業務を進行するためのルールを、事細かく定
めています。
そのルールを見える化した「ドキュメント」も数多く有ります。
ルールの本質は「社員を仕事で迷わせたくない・失敗をさせたく
ない」です。
改善の種(ちょんぼ)をきっかけに、新たにルールを定めたり、現
行ルールを変更したりを積み重ねて、今に至りました。
社員はそれらのルールを、真面目に取り組んでくれますが、やはり
一部には
「またルールが増えた」
「こんなことをしていたら時間が掛かって、効率が悪い」etc.
不平や反発があります。
不平を口にしなくても、内心は
「あぁ、また(ルールが増えた)かぁ…」
と思っている社員は少なくないでしょう。
■ 確かに細やかで膨大なルールですが、
会社は「これで失敗しないぞ、スムーズに仕事が進むぞ」と思って
いるのに、
社員の気持ちとはアベコベ…どうしてだろう。
■ 話は仕事から外れますが、昨日、子供の保育参観に行きました。
クラスの全員(34人)で輪になってゲーム(爆弾に見立てたハンカチ
を、決めた秒数の間グルグル廻して、誰のところで爆発するか)を
していた際、
ある子が何秒間も持ち、爆発直前に隣の子に渡して泣いてしまう子
がいたり、一部のお友達の間で廻して、ゲームに参加でいないお友
達が文句を言ったりと、ちょっとした騒動になっていました。
そんな状況に先生が「みんなで楽しめるように、ルールを決めようよ」
と提案し、園児がルールを決め始めました。
・3秒以上爆弾を持ってはいけない
・爆弾は時計回りで廻す。逆に廻しちゃダメ。
・爆弾は投げてはダメ。 etc.
決まったルールを守り、再開すると、みんなキャッキャ言いながら、
騒動も無く、爆弾ゲームを楽しんでいるのです。
「ルールが決まることで、こんなにも状況が変わるものなのか」
■ そんな光景に、34人もの園児を統括する先生の旗振りに感動し、
「社員が納得・受け入れられるルールのあり方」に思い耽ける、
今日この頃です。