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QMS定着への奮闘日記

No.193 「ルール」はどうあったら受け入れられるのか

2017年1月19日

  「ルール」はどうあったら、受け入れられるのか…

   ルールを構築し、浸透・定着させようとしている立場の方にとって
   は、従事している限り、ずっとついて廻ってくるテーマではない
   でしょうか。


  当社は、安全・確実に業務を進行するためのルールを、事細かく定
   めています。
   そのルールを見える化した「ドキュメント」も数多く有ります。

   ルールの本質は「社員を仕事で迷わせたくない・失敗をさせたく
   ない」です。

   改善の種(ちょんぼ)をきっかけに、新たにルールを定めたり、現
   行ルールを変更したりを積み重ねて、今に至りました。

   社員はそれらのルールを、真面目に取り組んでくれますが、やはり
   一部には
     「またルールが増えた」
     「こんなことをしていたら時間が掛かって、効率が悪い」etc.
   不平や反発があります。

   不平を口にしなくても、内心は
     「あぁ、また(ルールが増えた)かぁ…」
   と思っている社員は少なくないでしょう。

  確かに細やかで膨大なルールですが、
   会社は「これで失敗しないぞ、スムーズに仕事が進むぞ」と思って
   いるのに、
   社員の気持ちとはアベコベ…どうしてだろう。


  話は仕事から外れますが、昨日、子供の保育参観に行きました。

   クラスの全員(34人)で輪になってゲーム(爆弾に見立てたハンカチ
   を、決めた秒数の間グルグル廻して、誰のところで爆発するか)を
   していた際、

   ある子が何秒間も持ち、爆発直前に隣の子に渡して泣いてしまう子
   がいたり、一部のお友達の間で廻して、ゲームに参加でいないお友
   達が文句を言ったりと、ちょっとした騒動になっていました。

   そんな状況に先生が「みんなで楽しめるように、ルールを決めようよ」
   と提案し、園児がルールを決め始めました。
     ・3秒以上爆弾を持ってはいけない
     ・爆弾は時計回りで廻す。逆に廻しちゃダメ。
     ・爆弾は投げてはダメ。  etc.

   決まったルールを守り、再開すると、みんなキャッキャ言いながら、
   騒動も無く、爆弾ゲームを楽しんでいるのです。

   「ルールが決まることで、こんなにも状況が変わるものなのか」

  そんな光景に、34人もの園児を統括する先生の旗振りに感動し、
   「社員が納得・受け入れられるルールのあり方」に思い耽ける、
   今日この頃です。

△ No.194 時間意識向上のアイテム「チャイムが鳴る時計」
▽ No.192 2017年のNKSは「改革」です