●2017年4月13日
■ 4/11~4/12で、ISO9001:2015年版移行を伴う、再認証審査を受審
しました。
正式な結果はこれからですが、何とか2015年版に移行出来そうです。
■ 今回は、移行審査を受ける自信と根拠に繋がった、当社のアイテム
をご紹介します。
というか、移行に関して、世間で話題になっているほど、当社では
正直ピンと来ていませんでした。
当社のQMSマニュアル(文書)は、要求事項の条項順には作って
いないのですが、
セミナーや専門誌等で取り上げられている「2015年版改正のポイン
ト」の目的・内容は、既に当社QMSには織り込み済みのように認識
していたからです。
しかし、管理責任者という立場としては、自社のQMSが、2015年版
と適合していることをハッキリさせなければいけません。
■ まずは、ISOの要求事項と、当社QMSの「対応表」のようなもの
を作ることにしました。
が、要求事項の言葉をそのまま使った対応表は、形式的っぽくて、
どうもしっくりこない。
■ そこで作り出したのが、ご紹介するアイテム『QMS活動の一覧』
です。表の構成は左から
①ISO9001:2015の要求事項
②一言で言うと …(簡単な言葉にする)
③(NKSのQMSに該当する)プロセスまたは活動
④(プロセスまたは活動の)責任者
⑤該当するQMS管理文書または運用資料
[参考]NKS資料:QMS活動の一覧(一部抜粋)
②の「一言で言うと」をワンクッション入れると…2015年版が言
わんとすること、当社QMSのどこに繋がるのかが、スルスルっ
と出てきた。
この表を見れば、2015年版要求事項との適合具合も一目瞭然。
「表が全部埋まる」=「漏れなく適合している」と、自社なりに評価
出来たことが、自信と根拠になりました。
併せて「一応適合しているけど、もう少し取り組み強化の工夫が必
要かも…」という課題も見えてきました。
今回の審査でも『QMS活動の一覧』を提示して、
「このように組織なりに噛み砕けることが凄いですね」と、
審査リーダーからお褒めの言葉を頂きました。嬉しいです。
■ 移行に向けたマニュアルの整合に、苦労している企業があると耳に
します。
「要求事項を自社なりに一言で言うと」のワンクッション変換、
お勧めです。参考になれば幸いです。