●2017年5月25日
■ あるグループ長からこんな話題が挙がりました。
「AさんとBさんは、転勤してからテスト受験の申請・合格が
目立って増えた。
不合格になっても、すぐに再チャレンジの申請がくるんだよ。」
具体的には、社内テストの合格数で言うと…
●Aさん:10件/2ヶ月(転勤前は、1件/月くらい)
●Bさん:4件/2ヶ月(転勤前は、1件/3ヶ月くらい)
AさんとBさんは、前年度は同じ事業所に所属していたベテラン
技術サービスマンですが、この4月度から別々の事業所に異動
になりました。
前の事業所で1年間掛けて取っていたテスト合格数を、異動後は
僅か2ヶ月でクリアしてしまったのです。
数字だけで単純にどうこうは言えないのかもしれませんが…
でも単純に考えると…「異動するとこんなにも変わるんだ~」と
思ってしまいました。
■ 何があって、積極的に受験するようになったのかを聞いてみると、
上司の熱心な働きかけがあったようです。
「Aさんは、○○と△△と◇◇の力量を持って欲しい。
テストの受験日は、×月×日で申請をします。
テストまでに勉強をして下さい。」
■ つまり…「ベテランだから~」で現状に満足せず、
上司の旗振りや熱意、目標の与え方次第で、人によっては仕事への
取り組み方や「伸びしろ」に違いが出るようです。
そしてその地道な取り組みが、ベテランであっても、ジワリジワリと
力量アップに繋がっています。
■ 力量アップは、勿論、個人の努力も不可欠ですが、
周り…特に、一番影響力のある上司が部下(後輩)に対して、
「こうなって欲しい、ここまで出来るようになって欲しい」と、
どれだけ強く思うかと、そのための具体的な働きかけ方が、社員の
成長のカンフル剤になるんだなぁと、今回の事例から学びました。
△ No.204 パソコン内のデータが、パッと見れない・スッと出せない!?
▽ No.202 ISO9001:2015年版に認証されました