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QMS定着への奮闘日記

No.203 目標の与え方で、社員の「伸びしろ」は違ってくる

2017年5月25日

  あるグループ長からこんな話題が挙がりました。
    「AさんとBさんは、転勤してからテスト受験の申請・合格が
     目立って増えた。
     不合格になっても、すぐに再チャレンジの申請がくるんだよ。」

   具体的には、社内テストの合格数で言うと…
     ●Aさん:10件/2ヶ月(転勤前は、1件/月くらい)
     ●Bさん:4件/2ヶ月(転勤前は、1件/3ヶ月くらい)

   AさんとBさんは、前年度は同じ事業所に所属していたベテラン
   技術サービスマンですが、この4月度から別々の事業所に異動
   になりました。

   前の事業所で1年間掛けて取っていたテスト合格数を、異動後は
   僅か2ヶ月でクリアしてしまったのです。

   数字だけで単純にどうこうは言えないのかもしれませんが…
   でも単純に考えると…「異動するとこんなにも変わるんだ~」と
   思ってしまいました。

  何があって、積極的に受験するようになったのかを聞いてみると、
   上司の熱心な働きかけがあったようです。

    「Aさんは、○○と△△と◇◇の力量を持って欲しい。
     テストの受験日は、×月×日で申請をします。
     テストまでに勉強をして下さい。」

  つまり…「ベテランだから~」で現状に満足せず、

   上司の旗振りや熱意、目標の与え方次第で、人によっては仕事への
   取り組み方や「伸びしろ」に違いが出るようです。

   そしてその地道な取り組みが、ベテランであっても、ジワリジワリと
   力量アップに繋がっています。

  力量アップは、勿論、個人の努力も不可欠ですが、
   周り…特に、一番影響力のある上司が部下(後輩)に対して、

    「こうなって欲しい、ここまで出来るようになって欲しい」と、

   どれだけ強く思うかと、そのための具体的な働きかけ方が、社員の
   成長のカンフル剤になるんだなぁと、今回の事例から学びました。

△ No.204 パソコン内のデータが、パッと見れない・スッと出せない!?
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