●2017年6月15日
■ 先週、ある事業所のお客様の第2者監査がありました。
監査をスムーズに進めるために、監査項目のエヴィデンスがスッと
出せるように準備を指示すると、紙で保管していた資料はすぐに出
せるのですが、電子ファイルの資料は
「その資料は…あれ、どこだったけ?えっと、えっと…」
パソコン内のファイルを探し出すのに、時間が掛かっていました。
■ パソコン(サーバー)内の状態を見てみると、1つのフォルダに
400以上のフォルダやファイルが入っていました。
今では使用していない資料や古いメール案内etc.
整理もせず、何でもかんでも放り込まれているような状態でした。
日常的に使用している人は「ココにあのファイルがある」が分かっ
ているので、不便さをさほど感じていなかったようですが、
普段使っていない人や、事業所外の人、異動者が見ると、どこに何
があるのか、全く分からない…
※日常業務で使用する品質記録は、最新版が使用される
仕組みになっています。
また、データは社内イントラネット内で使用しています
ので、意図しない紛失・流出はございません。
ご安心下さい。
■ 誰が見ても
『資料・情報がスムーズに取り出せない!?杜撰な情報保管』
という問題は明らかです。
以前は、パソコン内のフォルダの位置や名称まで統一していましたが
情報量が多くなり、「事業所が使い易いように~」と、
近年は個人(事業所)に保管を任せた結果、このような状態になった
ことは非常に拙い。
パソコン内は仕事情報の本棚。
図書館のように、本(データファイル)の置き場を決め、見たい本・
読みたい本が、スッと探し出せる状態にしよう!
ということで、
「パッと見て、スッと使えるデータ管理」
を全社改善テーマに掲げました。
パソコンは仕事で使用する道具。その中のデータは、所内/全社で
活用する情報です。
急いで会社(本部)が主体となって、「安全性」「利便性」「容易性」
にポイントを置いた「データ管理の基本体制」の再構築をしなければ!
です。
△ No.205 作業者育成の問題を解決、「資格取得道場」開門します!
▽ No.203 目標の与え方で、社員の「伸びしろ」は違ってくる