●2017年12月21日
■ 今年最後の日記となりました。2017年は27回の投稿で、当社の取
り組み・出来事を綴りました。
気紛れな投稿にも拘らず、読んでくださった皆様方に、お礼申し
上げます。
■ さて、当社の2017年を代表する取り組みは…やはり「社内留学」
です。
「仕事の背景の理解し、実務の奥行きを深めてもらうこと」を目的
として、事業所の責任者に事業本部スタッフとして3日間働いて
もらいます。
その際、普段の業務の中で
「ルールが無い・いまいちで迷うことがある」
「自分がした失敗の改善を全社的にも展開したい」 等々
思っていることを‘持ち込み課題’として取り組んでもらいます。
実務者だからこその視点で持ち込まれた課題は、どれもなかなか会
社としては気づき得ないものばかりで、これぞまさにその人が持
っている「実務のノウハウ」です。
■ その「実務のノウハウ」を仕組み化するために、方針・ルールを
決め、ドキュメントに起こしてもらうのですが、どの人もドキュメン
ト作成には苦労しています。
●頭の中で思っていたことを書き出そうとした…意外と書けない。
●書いてみたものの…全社に出せるようなドキュメントにならない。
●(作った)私は分かるけど…他の人には同じ認識にならない。
どの人もこんな心境になるようで…だけど、見える化できないノウ
ハウは無いと信じ、何度も検討し、関係者も知恵・意見を出し合う。
そんな苦労を重ねて、やっと出来上がったドキュメントを全社に開
示すると、
「このドキュメントを使ったら、迷わず打ち合わせが出来た」
「このルールのおかげで、時間短縮になったぞ」 等々
全社から嬉しい声が挙がってくる。たまりません。
■ 「1人のノウハウ」が、ルール・ドキュメントで‘見える化’する
と「全社のノウハウ」になった。そして実務に直結するのです。
△ No.219 【NKS流QMS語録】QMSは「動きを見よう」という仕組み
▽ No.217 【NKS流QMS語録】NKSにおけるQMSの存在理由