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QMS定着への奮闘日記

No.219 【NKS流QMS語録】QMSは「動きを見よう」という仕組み

2018年1月11日

  2018年になりました。
   本年もよろしくお願い申し上げます。

  当社では昨年末、社員全員に「仕事における、私のとってのQMSの
   存在理由」について考えてもらいました。


   全社員とも「QMSで決められたことを、決められた通りに仕事をす
   る」こと理解し、一生懸命真面目に日常業務に専念しています。

   しかし、一部の社員と話していると…やることだけに眼が向けら
   れ、「QMS=ルールに縛られている」と強く囚われているように感
   じることがあります。

   会社としては、ことある毎に個々のルールやドキュメントの目的を
   伝えるようにしていましたが、
   「何故ここまで会社がQMSに拘るのか、3課ミーティング・運営等
   に拘るのか」その基になる考えや、業務プロセスの目的を明確に伝
   えきれていなかった…ということに気づき、反省しました。


  改めて『会社が考えるQMSの理念・考え』『役割毎のQMSの存在理
   』の概念をドキュメント化して伝え、社員一人一人の役割・立場で
   「私にとってのQMSの存在理由・仕事における自分の姿」を見詰めて
   もらうことにしたのです。

   その結果をレポートに纏めてもらいましたが、どの社員もなかなか
   筆が進まなかったようです。

   それはレポートの設問が難しいからではなく、これまでこのような
   ことを考える機会がなかったからです。

   レポートの結果はどうであれ、こうやって社員一人一人が「私にと
   ってのQMSの存在理由・仕事における自分の姿」を見詰めてもらっ
   たことに価値があると思います。

  今回初めてこのような取り組みをしましたが、同時に10年前に
   トップから聞いた言葉を思い出しました。

   QMS語録

△ No.220 「データインテグリティ」新たな課題が見つかりました
▽ No.218 【NKS流QMS語録】見える化出来ないノウハウはない