●2018年2月8日
■ 先日、富山県薬業連合会主催の「製薬企業と関連企業の連携セミ
ナー」で企業講演をしてきました。
セミナーのテーマは【品質管理】
当社も一生懸命に取り組んでいるテーマなので、品質管理に対する
理念や活動事例をお話しました。
校正業務・バリデーション支援業務(適格性評価業務)を専門に行
っている会社、そんな会社が業務品質の実現のために社員全員で知
恵を出しながら、泥臭く、出来るだけ楽しく仕事をやろうと努力し
ていることは知って頂けたかなと思います。
■ 当社以外にも6社の企業様が講演をされました。
①品質をより実現・維持するための製品・設備
②品質管理をより効率的にするためのシステム
③監査・査察等で実際にあった指摘事項とその是正策 等々
触れることが少ない情報でしたので、とても興味深く、学びの機会
になりました。
■ その中でも注目されていたのが「データインテグリティ」
私はその言葉を何となく目にしたことはありましたが、特段気にす
ることもなく…ようは「知らない」という状態でした。
その場で急いで調べた…データインテグリティ=「データの完全性」
「データ改竄」問題をニュースでも聞きますが、特に医薬品は直接
‘人の命’に関わるため、製薬業でデータインテグリティにシビア
になるのは当然です。
いかにデータを「改竄・捏造・間違い・消失etc.」から守るか…
■ 当社も「データ」を扱っています。生データがキチッと『校正成
績書』として提供できているものとは思っていますが…証明しろと
言われたら困るかもしれません。
校正/適格性評価業務は「人」がする仕事。でも人は失敗すること
も有ります。だからと言って「仕方ない」では済ませられません。
データインテグリティは、製薬業にも業務を提供している当社の課
題でもあることを、当セミナーで気づかされました。
難しそうだけど、データが守られることを考えれば凄くワクワクし
ますよね。
まずは「データインテグリティ」について学び、当社業務に置き換
えるところからスタートです。
△ No.221 【NKS流QMS語録】仕事のためのQMS
▽ No.219 【NKS流QMS語録】QMSは「動きを見よう」という仕組み