●2018年6月21日
■ ある日突然(?)、当社の社長がとんでもないことを発しました。
「社長を体験してもらおう!」
週2回、社長も交えて実施しているQMSミーティングで、出席者
である事業本部スタッフが順に社長の席へ座り、社長の立場になっ
てミーティングで議論し、決裁までするというのです。
考えただけで恐ろしい…
■ 事業本部は、事業所と同様、3つの部門(営業・技術サービス・
品証)で構成しています。
私(筆者)は品証部門なので、日常的な思考やQMSミーティング
での発言は、役割である「QMSの運用とその品質や問題改善」が
主です。
しかし経営者は当然そんな一側面の考えだけではありません。
●営業的な側面
●技術サービスの側面
●お客様の立場・想い
●経営・将来性の側面
●会社の信念、社員への想い 等々
まだまだ私の発想じゃ足らないほどの考えを持っていて、1つの
テーマを瞬時にして多方面から考えを巡らし、発言をされている
と思います。
全てを学び取ることは出来ないかもしれないけれど、
「現状の役割からだけの思考をぶち破り、視野を広げる」
「自分の一声で会社が動く、決裁することへの覚悟と責任を持つ」
がひとまずの課題です。
■ そして、「社長体験」の時が来ました。
●社長の席に着く…視界が違う!全員がこっちを見ている!
●初めて聞く案件…渡された資料を瞬時に読み、同時に話を聴き
主旨を捉え、意見しなければならない!
●専門分野じゃない…今までは「そうなんだぁ」と思っているだ
けだったけど、社長だったらなんて発言するかな?
ただただ頭の中が忙しい!こんなに濃厚な頭の作業は初めてです。
社長(本物)も同席しているので、発言が間違えていたり、考えが
足らなかったりしたら、即座に鋭いツッコミが飛んできます。
まだ私はそこに甘えがあります。
しかし、社長は毎日頭の中がこんなに忙しく、かつ甘えられない状
態なのだと、身を持って感じました。
■ まだ始まったばかりですが、究極の【人材育成・意識改革】です。
どう発想や発言が変わるのか、自分次第ではありますが、楽しみです。