●2018年7月12日
■ №225で事前にお知らせしましたが、社内留学の第2弾が始まりま
した。
第2弾の対象は、事業所の各課[営業担当・技術サービス担当]の
課員です。
第1弾と同様に、社内留学中に取り組みたい課題を持ってきてもら
います。
課題は、日常活動の中で困っていること・疑問に思っていること等
を解決するための‘仕組み’と‘ドキュメント’の作成です。
今回の社内留学生も様々な持ち込み課題を持ってきてくれました。
・バリデーションへの苦手意識を無くすための資料を作りたい
・定盤校正で個人的に使用している計算ツールを全社に広めたい
・自分の弱点を克服して残業時間を減らしたい etc.
■ ‘仕組み’と‘ドキュメント’の構想案もしっかり考えていまし
たが、何より興味深いのが「何故、それを課題にしたのか」の背景
でした。
(ある営業マンが感じた問題)
「バリデーションのお客様と打ち合わせしていると、聞き慣れ
ない規格用語や横文字が飛び交い、初めは苦労しました。
会社にある資料等で勉強して、今は打ち合わせでもさほど困
ることがなくなりました。
しかし、他の営業マンは敷居が高く感じているのか、率先して
バリデーションの営業活動をしていないし、案件が有っても、
私に任される。
これではなかなか良くならないので、私が経験した[お客様に
言われたこと]や、その時に[思ったこと・考えたこと]を具
体的にピックアップして、どのように対処したか、またその回
答に該当する[会社の資料]がどこにあるのかをオープンにす
ることで、他の営業マンが少しでもとっつき易くなって欲しい
と思いました。」
■ この留学生の問題意識は素晴らしく、実際創り上げたドキュメント
も、実に新鮮で、実際に動く営業マンの目線に立ったものでした。
それと同時に
・実際の打ち合わせ場面を想定したドキュメントになっていなか
ったこと
・多くの営業マンがバリデーションの営業にも勉強にも消極的で
あること
・案件が有っても、自分が担当せず、他の営業マンに振っている
こと etc.
これまで見えていなかった、事業所内に潜む問題が浮き彫りになっ
てきました。改善の種が大漁です。
■ これから続々と社内留学生がやってきます。
どんな問題意識を持っているのかを議論することも楽しみですが、
社員の生の声を聴き、潜在的な改善の種を見つけることにもワクワ
クします。
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