●2018年9月13日
■ 当社には、「QMSマニュアル」があります(当然ですが)。
校正/適格性評価業務の業務品質に関わるプロセスの基本ルール
をマニュアル化していて、誰もがいつでも閲覧出来るように開示し
ています。
しかしQMSマニュアルには、細かい運用方法までは記していませ
ん。
お客様のご依頼内容、作業環境、作業制約・対象機器の状態等は様々
であるため、一様の運用では実現出来ないことから、
状況・状態毎に「どのように仕事を進めればよいか」を明確にした
運用ルール資料を作成・保持しています。
■ その数は…QMS推進役である筆者でさえも把握出来ないほどの、
莫大な量です。
仕事で得た運用ノウハウの分だけ資料があります。
それは当社の自慢でもあるのですが、お恥ずかしい話、中には死に
体のような資料も少なくないです。
どんどこどんどこと資料を作ってきた反面、「作った資料が作りっ
放しになっている」というのが弱点です。
そのせいで
●「資料が多すぎて、どこにあるか分からない、探しきれない」
という、社員からのクレーム。
●事業所では、配信された資料がサーバー内で乱雑に保存。
●何が新しいのか、どれが必要なのか…分からない。
●保存も思うままなので、「他人が保存した資料は分からない」と
いう有様。
もう、「なんてこった!」と頭を抱えたくなる状態です。
■ 社員に仕事で迷わせたくない・困らせたくない・同じ失敗を繰り返
させたくないという想いで仕組み・資料化してきましたが、作るこ
とばかりに一生懸命になっていました。
そのせいで「どこだ?」「どれだ?」と資料を探すのに手間や時間を
掛けさせていた…本来不要なものなのに。
メンテナンスをしていないことが、負のスパイラルを生じていたん
です。
■ どの企業でも「働き方改革」が話題になっていて、長時間労働の改
善に取り組んでいると思いますが、当社で同じです。
長時間労働の改善に努めていますが…資料や情報を使いたい時に
パッと出ない、どこだ?どれだ?と探している無駄な時間も積もれ
ば、長時間労働に繋がるかもしれない。
■ そうだ!「資料や情報の整理」も、働き方改革の一つだ!
ということで、資料や情報の整理に、結構力を入れています。
次回以降、当社で取り組んでいる、「資料・情報管理の改善」につい
ていくつかご紹介したいと思います。
△ No.232 QMS的働き方改革1 プロセスフロー図から該当マニュアルが特定できます
▽ No.230 当社の『校正成績書』にはノウハウが詰まっています