●2018年10月18日
■ 当社のQMSは41のマニュアル(下位文書含む)で展開していま
す。
社内イントラネット上に最新版を掲示しているため、社員の誰もが
いつでもパソコンから閲覧・確認が出来ます。
当社のマニュアルは、その名称を見れば何について書かれているか
分かるようにしていますが、1つのフォルダに纏めてアップしている
ため、
しょっちゅう使っている私はパパっと辿り着きますが、あまり慣れ
ていない社員だと「どれを見たら良いのだろう…」と迷ってしまっ
たり、探すのに相当の時間が掛かったりすることもあるようです。
■ 社員がマニュアルを見る時は、大概「仕事の進め方で迷った時」
です。
「お客様から校正仕様の変更連絡があった時、どのように処置
すればよかったかな…?」
「測定器が簡易検査で不合格になった、どうすればいい…?」
等々
迷った!まさしくその時に確認して、とっとと進めたいのに、
「どれだ?どれだ?」と探していたら、流れが止まり、無駄に時間
だけが過ぎていきます。
中には時間を掛けても探しくれなくて、「こうだろう」とうろ覚え
の記憶や勘で進め、結果誤った処置をしてしまっていた…というこ
ともありました。
これでは一概に「マニュアルを確認しないのが悪い」とは言い切れ
ません。
■ 「今やっているプロセスに関連するマニュアルがパッと分かると、
探す手間がなくなるのになぁ…」と思いついたのが、‘プロセスと
マニュアルの関連表’のようなもの。
そして出来上がったのがコレ ↓↓(一部を紹介)
(業務プロセスとQMS管理文書の関連表)
左から「業務進行の流れ(プロセスフロー図)」「プロセスの活動
概要」「関連するQMS管理文書」と並んでいますので、該当する
プロセスに関連するマニュアルが特定出来ます。
冒頭で申し上げたように、名称からマニュアルの内容もあらかた分
かるので、見たいマニュアルにすぐ辿り着けます。
これで「マニュアルを探す」時間は削減可能です。
■ さらに、この関連表のもう一つの活躍が…
改善の種(不良・クレーム等)の是正時に、処置内容をマニュアル
に反映させる際、該当するプロセスから「どれだけのマニュアルに
反映しなければならないか」も特定できます。
従来「どのマニュアルを直さなきゃいけなかったっけ??」と思い出
していた時間も削減でき、反映漏れも防げます。
ささやかですが、この一人二役の関連表は当社のQMS的働き方改革
の要素の一つとなっています。
△ No.233 QMS的働き方改革2 ドキュメントはプロセス毎で整理整頓
▽ No.231 資料・情報の整理は、働き方改革に繋がるかもしれない!?