業務の標準化と業務推進の橋渡し役
● | 当社のQMSの特徴は、何と言っても「ドキュメント(諸資料)」 ドキュメント無くして、当社のQMS構築は語れません。 |
● | 「ドキュメント=当社のQMS」と云っても、過言ではありません。 ※ここで云う「ドキュメント」とは、業務で使用する資料・文書全般を指します。 |
● | 従来の「ドキュメント」の取り扱われ方は、 「人の補足的に有った方が便利」な程度。 ■説明し辛い部分をより分かり易くするために有ればいい ■有ったら有ったで便利、無くてもさほど困らない |
● | これでは、使う人によって、アウトプットにバラツキが出る… ■使い方の上手い下手によって… ■解釈のズレによって… |
● | 業務の品質は、人の能力に依存せざるを得ない… これって、会社として、凄く拙くないか !? |
● | 「ドキュメント」の位置付けを再検討。 その結果、次のような結論を出しました。 |
"『人が黙っていても、ドキュメント自身がその内容の確かさで、 相手に語りたいこと、伝えたいこと、賛同を得たいことを、 過不足無く相手に伝えられるもので、最大限、煮詰めら れた言葉と図表等で表されたモノ』" |
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● | つまり、「ドキュメント自体に仕事をさせる」という意識改革。 ■人は、ドキュメントの‘補完的立場’ ■ドキュメントの確かさが、お客様を納得させる ■社員は、そのドキュメントの使い手 ■ドキュメントの使い方で、お客様の理解・共感が変わる |
● | そんな観点から、業務上にあるドキュメントの見直しをスタート。 |
● | いざ、ドキュメントを見直すと…一度作られた内容を、修正・改善したり、 リニューアルすることがないケースの多さにビックリ。 |
● | 仕事の現状、お客様のニーズの変化・改善に、全く対応していないことを 目の当たりにしました。 それ以外にも、 ■作り手の視点からの事ばかり ■専門用語で、伝えられた・理解出来ているつもり ■細かすぎて、読む気がしない ■中には、テーマが無いモノも… |
● | 現状を打開するために、ドキュメント作成時の視点を、作り手視点から、 「使い手視点」へガラッと転換。 |
● | ドキュメント作成のコツ ■誰をターゲットにしたドキュメントか ■何を伝えたいか ■内容にストーリー性を持たせているか ■専門用語や概念を、平易な言葉で説明出来ているか ■煎じ詰めた言葉を選んでいるか ■過不足なく言い表されているか ■ノウハウ等、相手が欲しそうな情報を盛り込んでいるか ■見やすい・読みやすい工夫をしているか |
● | こうやって、「使い手」「プロセス」「目的」毎にドキュメントに起こすことで、 当社の仕事そのものを、全て可視化しました。 ■QMSで決めた基本ルール … 業務の標準化 ■QMS活動を徹底させる … 業務の推進 |
● | 仕事のやり方をドキュメントにする… ●ISOでは「QMSで決めた通りに実施する」が基本方針なのだから、 ●「ドキュメントに沿って実施すれば、仕事が出来る」ということ。 |
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● | つまり、ドキュメントを使いさえすれば、誰でも同じ仕事が出来るのです。 | |||
● | ドキュメントで「業務を標準化」したことによる効果は、 | |||
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● | 「仕事の再現性」を「仕組みの中で、ドキュメントを完成させる」ことで実現する事例はこちらから >>校正業務のPDCAが詰まった『校正業務計画書/実施管理表』 |
● | QMSに関するドキュメントは、『QMSの運用』で紹介した社内イントラネット 上で管理しています。 |
● | 何故、社内イントラネット上で管理しているのか? ■QMSの基本ルールや、プロセス毎の運用方法・手順等の掲載場所を統一 ■そのため、だれもが、いつでも、見たいドキュメントを見ることが出来る ■ドキュメントを使った運用の進行状況もイントラネットで開示、及びやりとり ■そのため、活動の進捗が丸見え、やりとりも瞬時 ■他部署の仲間の動きも、容易に分かる |
● | 冒頭で申し上げた通り、当社のQMS=「ドキュメント(諸資料)」と位置づけ。 |
● | QMSに関する活動は、「ドキュメントに現れていること」が前提。 |
● | もしも、QMS活動で何らかの歪みを発見した場合、もしくはトラブルを 出してしまった場合、 |
● | 当社の原因追究は、「この事象は、どのドキュメントの、どの部分に抵触 するか?」を洗い出し、ドキュメントの「レビュー」を行います。 |
● | QMS上の問題の側面は色々ありますが、「仕組み」の側面で起きた問題 ならば、その原因は大きく分けて2点。 ■必要な活動が、仕組みの中に盛り込まれていなかった ■実際の活動と、仕組みが合っていなかった |
● | この原因を「ドキュメント」に当てはめて考えると… ■必要な活動が、「ドキュメント」に盛り込まれていなかった ■実際の活動と、「ドキュメント」が合っていなかった |
● | つまり、「ドキュメント」をレビューすることで、打つ手が見える…即ち、 「ドキュメント」で仕事をハッキリさせているからこそ、出来る技。 |
● | それらの打った手が、QMSに盛り込まれ、また「ドキュメント」にも盛り 込まれるため、業務の改善も可視化されます。 |
● | 「ドキュメント」でQMS活動そのものを、かつ「社内イントラネット」で瞬時に 知ることで、タイムリーな業務推進を実現しています。 |
● | QMS実現のために、多くの「ドキュメント」を作ってきました。 |
● | 細かい運用の部分では、まだまだ不十分な所はありますが、今ある社内 ドキュメントが「必要にして十分」なら… |
● | あとは、そのドキュメントの中身の「使いこなし方」次第。 【NKSの気づき】 ⇒ 中身の使いこなし方…即ち「QMSの動かし方」 ⇒ つまり、「QMSの動かし方」が「力量評価」に繋がるのです。 |