プロセスアプローチ/プロセス

NKSのプロセスアプローチ パフォーマンス

「プロセスの品質」に着目したプロセスアプローチの実現

当社が考える、「プロセスの品質(業務品質)」とは…

この10余年の取り組みから、様々な場面/プロセスでの仕事のやり方を詰め、
決め事としての「QMS」は、ほぼ確立しました。
しかし、「QMSの実質性」を考えれば、別のアプローチが必要。
当社業務の特徴は、品質の全てを「人」が握っている… つまり
「QMSの運用・展開」が、当社が提供するサービスの品質を左右するカギ。

NKSが提供するサービスの品質の定義付け

「QMSの運用・展開」の品質…とザックリ考えたら、具体性は伴いません。
当社が提供するサービス(製品)は、それを生み出す迄に、
どんなプロセスで構成されているのか…
そこには、どういう人が関わっているのか…
そのプロセス毎にどんな品質が求められているのか…
それらを一つずつ丁寧に分析していくと、そのプロセスでなされる「業務運用
の品質/仕事ぶりの品質」が具体的になる…
これが、当社が導き出した「プロセスの品質(業務品質)
      (以下、「プロセスの品質」と呼ぶ)
これを総合的に考えると…「プロセスの品質」が幾重にもなって、当社が
提供するサービスの品質が創り上げられます。
「プロセスの品質」×「プロセスの品質」×…×「プロセスの品質」
 =当社が提供するサービスの品質(製品品質)
即ち、「製品品質」は、「プロセスの品質」の累計されたモノなのです。

「プロセスの品質」の求め方

実際、どの様に「プロセスの品質」を導き出したかを、ご紹介します。
QMSを構成している「プロセスの品質」の求め方
工程決定…仕事はどんなプロセスを経て完成しているか
工程分析…そのプロセスは「何」をしているのか
          (全工程におけるそのプロセスの存在理由)
工程目的…その「何をしているか」が、プロセスの「目的」となる
その「目的」の達成度合が、「プロセスの品質」となる
工程要件1…その品質が達成されるための要件は何か
          (資料、環境、条件…etc.)
工程要件2…また達成されるために必要な力量は何か
          (知識、理解力、実践力…etc.)
実際、この考えで求めた「プロセスの品質」は、こちらからご覧になれます。
     >>『当社のQMSを構成しているプロセスの品質』(営業部門編)

「プロセスの品質」は、品質目標/品質方針実現の原点

「プロセスの品質」を定義付けすることで、
会社として、プロセスの現実を掴むことができ、そこから
「何を実現しなければならないか」を明確に提示。
社員は、プロセス毎に「何を、どう目指せば良いか」がハッキリしました。
これって、所謂「品質方針」「品質目標」の事じゃないか!?
品質方針…品質に関する組織の全体的な意図及び方向付け
品質目標…品質に関して、追求し、目指すもの
(ISO9001:2008引用)
会社が掲げた「品質方針」を実現するためには、どの「プロセスの品質」をどの
程度達成すればいいか…立派な品質目標!
逆に云えば…「プロセスの品質」が定義付けられていなかったら、本来、目指す
べき品質が分からず、品質目標を立てることも出来なかったのです。
そして、個々の「プロセスの品質」が向上すれば、会社の業務品質が向上。
つまり、会社の業務品質向上のためには、個人の「プロセスの品質」の達成
具合が密接に関わっている…
これが、当社が辿り着いた「プロセスアプローチ」の答え。

プロセスアプローチ 実現の流れ

【前提】 QMSを構成する「プロセスの品質」を定義付け

当期「品質方針」の提示
        
… 会社が目指す方向を全社に提示
「品質目標」への展開
        
… 個人毎に、何を目標にするかを検討
どの「プロセスの品質」に関わるか
        
… 向上する「プロセスの品質」を決定
向上の仕方・方法を決める

        
… その「プロセスの品質」の現状を把握
… 達成するための行動・目標値を決定
個人の「品質目標」が決定
        
「品質目標」の達成度を評価
        
… 「プロセスの品質」の向上度を把握
「品質方針」の実現度、及び当社の業務品質のレベルを評価
        
次期「品質方針」の提示 … この繰り返し

「プロセスの品質」による、プロセスアプローチの可能性

これまで品質目標と云ったら、「不良率:○%」のような目標値を掲げて
いましたが、それは所詮、結果論。 しかし、
QMSを構成している「プロセスの品質」と「品質目標」をリンクしたことで、
目標達成そのものが、業務の途中動態品質を重視
実務に即し、達成活動が地に着いたモノになる
【NKSの気づき】
これまでバラバラだった「仕事をする」「QMSの運用」「目標達成活動」は、
全て同意語だった…即ち、
仕事の遂行度や目標の達成度は、力量評価と一元化出来るのです。