品質マネジメントシステム/PDCA

NKSの「QMS」 品質マネジメント

プロセスアプローチまでの道のり

NKSと「品質マネジメントシステム」

当社にとって品質マネジメントシステム:QMSとは、「仕事の仕方」そのもの。
QMSの構築は、まさしく「仕事の設計をする」「設計図を引く」という感覚で
推進してきました。
ISOを取得して、10数年。
QMSの深耕には、様々な紆余曲折を経てきました。

QMSの深耕のために

QMSが機能する大前提  (当たり前のことですが…)

QMSとは、仕事や業務品質の再現性を出すための「決め事
「決め事」を機能させるためには、「仕組み」が必要不可欠。
  「仕組み」=仕事を進めるための枠組み+その方法
そして「仕組み」を遂行するための「役割分担」も必須。
 「役割分担」=責任と権限の所在

当社では「仕組み」と「人の役割」は1セットで構築。
仕組みと役割をやる/やらないは社員次第。つまり、
・ 社員の責任 →  業務の遂行責任
・ 会社の責任 →  業務の結果責任
どんなに立派なQMSを構築しても、それが動かなければ意味
はない!QMSを動かすためには「PDCA」が重要なカギ。
P (Plan) : やり方を決める [計画]
D (Do) : やってみる [実行]
C (Check) : どうなったか [確認]
A (Action) : 修正する [改善]
「PDCA」の繰り返しが、QMSの運営。
つまり…「PDCA」の充実具合が、QMSの機能度合となる!

QMSを機能させるための環境作り

当社は、全国に12事業所を展開  (北関東:埼玉~九州:福岡)
そのために抱えていた悩み、デメリット
  「全社の意思統一が上手くいかない…」
  「全事業所の責任者の集合が困難…」
  「情報・方針の徹底がバラバラ…」
  「他事業所がどんなことをやっているか知らない…」etc.
その悩みを解消し、全社に「PDCA」を浸透させるために、当社の
取った秘策が「社内イントラネット」の活用!
仕事に関わる全ての情報を「社内イントラネット」に載せることで、
全社を分散コントロール。

QMSの深耕で辿り着いた、NKS流の「プロセスアプローチ」の考え方

これまで、決めなければならない「仕組み」は、ほぼ創り上げ、
「仕組み」を運用するルールも思想も、ほぼ一つに絞りました。
また、その仕組みを実現するための「力量」と、その判断基準も決定。
その頃、ISOが94年度版から2000年度版に改訂。
規格は、新しい概念「プロセスアプローチ」を採用。 ⇒ 「NKSのQMS」のcolumnへ
では…「当社のプロセスって何があるの?」そんな発想から
「当社のQMSを構成するプロセス」を分析。
当社業務は、どれだけのプロセスから構成されているのだろうか…
それらのプロセスがどの様になれば、「業務品質」が保証出来る
状態になるのだろうか… 議論を積み重ねました。
やっとの想いで、プロセス毎に求められている品質や意味を定義付け。
それを当社では「プロセスの品質(業務品質)」と呼んでいます。
更に「プロセスの品質」を数値等で設定出来たら…その品質レベル
が、客観的に評価出来るようになる…という考えに至りました。
「プロセスの品質」を実現・向上させるための「仕事ぶり」…
それが当社の辿り着いた「プロセスアプローチ」という考え方。

「プロセスアプローチ」と、QMSの変遷

業務毎の現場・場面における「プロセスの品質」の定義付けは出来ました。
「プロセスの品質」を、そのプロセスに関わる「人の仕事ぶり」と位置付け、
「プロセスの品質」×「プロセスの品質」×…×「プロセスの品質」
  =当社の「業務品質」
即ち「業務品質」とは、「プロセスの品質」の累計されたモノ。
よって各「プロセスの品質」の向上⇒個人の品質目標にリンク。
また、プロセス毎の決め事を上手く機能させるための一つのツールとして、
ドキュメントの作成・整理も仕掛かりました。
いざ、「プロセスの品質」を実現するための活動をスタートすると…
あれっ?参考にする(企業)事例が無くなった。
思った以上に困難…緻密な「仕組みの構築」「PDCA」が必要。
これからは、暗中模索。
当社独自の努力と工夫で、QMSの可能性を実現しなければ!
このように試行錯誤で取り組んできた、当社の「プロセスアプローチ」と
QMSの変遷、及びその実態を、下記の側面から紹介いたします。
QMS枠組みの構築 … 品質管理のための枠組みの構築
QMSの運用 … 情報の共有化と意思統一
ドキュメントの充実 … 業務の標準化と業務推進
力量 … 力量評価と教育訓練
内部監査 … マネジメントに寄与させる内部監査
顧客満足度評価 … お客様の声による当社の評価
品質方針と個人目標 … プロセスアプローチの実現と品質方針